ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

横尾担が気合を入れて双眼鏡を覗くツアーセトリ曲9選

 

※曲目や演出等のネタバレをしているので、知りたくない方はこのページをすぐ閉じることをおすすめします。

 

 

 

 

 

今年のキスマイドームツアー『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2018 Yummy!! you&me』も、先日無事に東京ドーム公演を終え、残すところ2ヶ所6公演となった。

これまで福岡公演と東京公演に行き、スタンド席の1塁側(上手、ステージに向かって右側)と3塁側(下手、ステージに向かって左側)の両方に座らせてもらった結果、「こっち側の席ならこの曲で気合を入れねばならぬ」という曲が分かってきた。

ここで言う「気合を入れる」というのは、「双眼鏡で自担をロックオンすると視界良好に自担が見られるから“気合を入れて”自担を見る」という意味であり、すなわち「こっち側の席になると、この曲で横尾さんが見やすいぞ、目を離さない方がいいぞ」ということである。この、横尾担以外には(何なら横尾担にすら)特に役に立たない話をこれからしようと思う。

繰り返しになりますが、これ以降の文章は曲目や演出等のネタバレを盛大に含むのでご容赦下さい。

 

 

 

1塁側(上手、ステージに向かって右側)

『Break The Chains』
7人が黒一色の衣装に着替えてからの1曲目。メインステージのセリが上がってきて7人が登場し、そのままメインステージ上で完結する曲なので、3塁側でも問題なく見られはするが、横尾さんが中心よりも上手側に登場して基本的に上手側で歌い踊るので、比較的1塁側の方が見やすい。
そこまでして何故横尾さんを見なければいけないかというと、とにかく衣装が恐ろしく似合う。衣装担当の玉森さんには金一封を送らせてほしい。
この衣装は他のメンバーも含め全体的にそこはかとなくエロスな雰囲気が漂っているのだが、横尾さんは胸のあたりがざっくり開いたデザイン(Vネックをさらにざっくりさせた感じの開き方)になっている。何を食べても太らない体が見えすぎず、しかし首や胸の辺りからほのかににおい立つ性的な香り。これがもし、バーン!と前が全開な衣装だったら(玉森さんなんかはそういう衣装になっている)ただ「細っ……」としかなっていなかったかもしれない。
そして下半身は、黒鳥の羽を想起させる、ジャニーズ衣装名物「無駄な布」が腰回りにぐるりとある。「もしかして2017年7月号のPOTATOで横尾さんがブラックスワンをイメージした写真を撮られていたのは今回の衣装の伏線……?」と初見で一瞬頭をよぎったが、改めて該当誌を確認したところ、残念ながら今回の衣装のイメージとは結構違った。今回の黒衣装を身にまとう横尾さんは、黒鳥よりもカラスっぽいイメージに近いと個人的には思う。美しくもあり、それでいてどこかしたたかで狡猾そうな雰囲気。初めて見た時は、全身がぞわりと冷えるような感覚を味わった。

『FREEZE』
『Break The Chains』に続いて歌われる曲のため、この曲も前述した黒衣装のままというだけでまずポイントが高い。しかしこの曲はメインステージ上の移動が多く、センターステージに移動した後なんて横尾さんは3塁側を向いている。にも関わらず、この曲を1塁側から見た際のとある光景が頭から離れないため、こちらに入れた。
この曲では、歌詞のないパートで【①膝立ちで腰を突き上げるような振り】→【②尻を高く上げた四つんばい(実際は片手だけついている)のような体勢で腰を上下する振り】→【③立ち上がる】という振り付けが曲中で2度あり、その2度目がセンターステージ移動後にある。その時横尾さんは3塁側を向いており、つまり1塁側からは横尾さんの背中や尻が見える状態にある。
そこで上述した一連の振り付けのうち、②をやられた時に、横尾さんの上下に動く高くつき上がった尻を見て、①の膝立ち腰振りよりもはるかに強い謎の興奮を覚えてしまったのである(というか①で横尾さんはそんなに腰振りっぽい腰振りをしていないのだが)。普段「顔が顔が」と騒いでいる人間なのに、顔が全く見えない状態の自担にテンションが上がってしまったので、自分で自分にぞっとした。
という個人的衝撃体験があったため、この曲を1塁側に座った時に気合を入れる曲に入れた。できることならもう一度、一塁側から同じ動きを見て自分がどうなるのかを確かめたい。
蛇足だが、この曲は千賀さんが振り付けしていたらいいな~と個人的に思っている。

『Flamingo』
センターステージから花道に対して垂直にのびる通路(この通路の正式名称ってあるんだろうか……?)に7人が横一列に並ぶ曲。この時横尾さんは上手側のいちばん端に立つので、1塁側の方が圧倒的に見やすい。というか3塁側に座ると結構遠く感じられて、双眼鏡を使っても視認を諦め気味になる。
単に立ち位置が見やすいだけではない。この曲には絶対的な見どころがある。それは、横尾さんのダンスである。この曲のダンスが、何故かめちゃくちゃ上手く見えるのである。いや、オタクの欲目と言われればそれまでだし、他のメンバーと距離があるせいで比較対象が存在しないからというのもあるかもしれないんだけど!
個人的には、ゆったりした曲だと手足の長さが活きるからだろうか、と考察している。腕が長く、且つきれいな手をしているので、例えば上に上げた手をゆっくり下に降ろすだけで様になる。そういう時の横尾さん、良い感じの手つきになることが多い気がするし。
一塁側の席になった暁には、欲を言えば他担のオタクにも、横尾さんのダンスを少しでも注目して見てもらえると嬉しい。その上でご意見があれば何らかの手段でわたしまで連絡を下さい。

 

3塁側(下手、ステージに向かって左側)

『PICK IT UP』
バクステに移動してきて、バクステ側の観客に向かって曲始めのフォーメーションを取るため、横尾さんは下手側の一番端から始まり、途中でフォーメーションが変わりはするものの曲全体を通しても下手側にいることの方が多い。
その前の『Super Tasty!』から、てろてろした素材の黄緑色のシャツに金色(黄色にめちゃくちゃラメが入っていると表現した方が適切かもしれない)のロング丈のジャケットを羽織っているのだが、その衣装で「♪Ah Ah Ah PICK IT UP~」の上着をはだけて肩を出す振りをやられると、今までゴツめのロング丈衣装を身にまとって見た目強そうだったところに、突然シャツ一枚だけ身に付けた、見るからに肉のなさそうな骨ばったフォルムの体が出てきて「ふぁっ?!」みたいな変な声が漏れ出そうになる。まあ、完全に嗜好の問題だと思うが、とりあえず3塁側からだと横尾さんが見やすいことだけは確かです。

『Tonight』
『PICK IT UP』と同じくバクステ曲であり、横尾さんが下手側にいることが多め。
最初の「♪Tonight Tonight Tonight」で指クイするのとか、「♪Oh, No choice for me to slow down, I have my show to roll」で7人が円になって二階堂さんから順に左に倒れていく振りとか、間奏で特効がメンバー一人ずつの動きと連動してバンバンぶち上がるところとか、諸々の振りが見やすい。特効曲だし個人的にこの曲が好きなのもあって、3塁側だと充実感がすごい。やはり横尾さんには強そうな衣装と曲と演出がよく似合う。

※6/21追記:『HOT!×2』
もしバクステ寄りの3塁側の席が当たった暁には是非!

ほぼ真正面に来るであろうTravis Japanの川島如恵留くんを見て下さい!!!

横尾さん全然関係ないけど、見てほしすぎてこの記事にねじ込んでしまった。というのも、この曲ののえるくんのダンスを見た時、あまりの美しさにわたしは言葉を失い、キスマイメンバーそっちのけでのえるくんのダンスを見ていたからです。特に体にすっと軸が一本通ったようなターンが、本っっっっ当に美しい。サビで終始絶句していたので、機会があれば見て下さい。

 

おまけ:どの席でも双眼鏡を駆使したい曲

『蜃気楼』
おそらくどのオタクもまず自担を優先して見て、そうすると他のメンバーにはほぼ目を向けられなくなるのがこの曲だと思う。少なくともわたしはそうだ。
しかし回転する舞台装置の仕様上、横尾さんを見るために向けている双眼鏡の中の世界に他のメンバーが入ってくることはある。すると、同じ振りをしているのにあまりにも受け取る印象が違って驚く。例えば北山さんなんかは、演技派で情熱的な踊りをしていて、未練ありまくりの元カレ感が強い印象を受けた。
では横尾さんはどうかというと、元カレを通り越し、妻を亡くした男やもめのような印象を見る度に受ける。横尾さんほど、この曲のダンスから「諦念」を感じさせるメンバーはいない。「悲しいけど、どうしようもないことだから仕方ない」とでも言いたげなダンスをしている。他のメンバーに比べて、ダンスから感情が読み取れないのである。もしかすると東京公演のMCで二階堂さんが指摘したように、単に振りが間違っているところもあるかもしれないが、残念ながらわたしには判断がつかない。
確かに歌詞を見ると元彼視点でも男やもめ視点でも内容は成立するので、ダンスを見ることで複数の可能性を考えさせられるとは、と頭を抱えている。

『Tell me why』『友+情 を、くっつけて』『HOME』
このバラード調の3曲で絶対に見逃すまいと思っているのは、サビでステージ上部の7分割モニターにメンバーの顔が映し出されるところ。
大抵のメンバーは一生懸命な力強い表情で歌っているのに対し、横尾さんだけ、この世のものとは思えないくらい優しくてやわらかい笑顔で歌っている。あえて短い言葉で言うならば「慈愛に満ちた表情」あたりが適切だと思う。7分割モニターをざっと見渡しても、横尾さんだけ「別の曲歌ってますか?」と言いたくなるくらい、表情の質が違う。
1曲目の『Tell me why』で初めてそのことに気づいた時は、「え、そんな顔、歌っている時にできましたっけ」と、双眼鏡でモニターに映る横尾さんを凝視しながら目を丸くした。「1曲目からそんな表情する?なにその笑顔、えっ?」と混乱したが、その後7分割モニターの使われるバラード曲全てで同じような表情をしていたので、「これが横尾さんのバラード仕様の表情なのか……」と冷静になることができた。しかし他のメンバーと全然違う表情をしているので、何度見てもまあまあ戸惑うし、あまりにも表情が優しすぎて「わたしはこのまま天界に召されるのかな?」とすら思った。
何を言っているのかよく分からなくなってきたが、とにかく、横尾さんの表情によって精神を何かあたたかいものでまるごと包み込まれるような感覚に陥るので、よかったら他担のオタクにも、3曲どれでもいいからモニターに映った横尾さんに目を向けてみてほしい。たぶん、視線の先にいる横尾さんが、めちゃくちゃ良い表情をしているはず。

 

 

残りの公演も、このツアーに関わる全ての人たちに何事もなく無事終わりますように!

 

 

『おっさんずラブ』個人的名場面10選を全力で語りたい

  

 

上記記事をまとめただけでは飽き足らず、本記事では『おっさんずラブ』全7話の中で特に「やべえええええ」となった場面を淡々と書き連ねていきます。ちなみに上記記事とはすべて異なる場面を選んでいます。好きな場面が多すぎる……。

 

1話

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牧「もう俺どうしようかと思ったんすよ」
春田「ごめんごめん、心配かけました」
牧「……っ」
春田「牧もそんな顔すんだ」
牧「……」

このシーンはおそらく牧くんが初めて春田の無自覚行動によって動揺させられる場面であり、牧くんが意外とちょっとしたことで泣いちゃうのが視聴者にバレてしまう場面。そう、牧くんは普段強気な割に春田関連のイベントでつらいことがあると案外すぐ泣いちゃうんですよね。そこが俗にいうギャップ萌え要素で非常に良い。ていうか牧くん、短期間の間に春田に惚れすぎだからね!?まあ、牧くんみたいに色々気を遣ったり我慢したりしながら生きていると、春田みたいにぽわぽわ~っとした人が心地いいのだろう……元彼の武川主任は少々几帳面が過ぎたのかもしれない……。

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牧「好きだ」
春田「へ?」
牧「春田さんが巨乳好きなのは知ってます、でも、巨根じゃダメですか……?」

「好きです」じゃなくて「好きだ」って……普段は敬語なのに感情的になるとタメ語になってしまう牧くん!!!黒澤部長の春田への好意を認識した途端、一気にモーションかけちゃう、理性的なようで全然そうじゃない感情的な牧くん!!!いくら感情的になったって風呂場にスーツで乗り込んでびしょびしょになりながらキスするってなかなかのもんだからね。この時の牧くんは感情に身を任せすぎて、好きになった春田をとにかく誰にも渡したくなくて、自分でも半分くらい何言ってるか分からない状態だったと考察。風呂場から去った後に自室で一人で膝抱えてため息ついて反省してたら最高。

 

2話

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牧「冗談なわけないじゃないですか、ほんっとに物分かり悪いな……」
春田「え?」
牧「好きなんですよ!え、わかんないんですか、俺は春田さんが本気で好きなんですよ!相手が部長だろうと何だろうとそんなの関係ないじゃないですか!」
春田「えっなになにわっけわかんねえっ、何それマジで言ってんの?」
牧「マジですよ!」
春田「オレ別にそういうつもりで一緒に住んでるわけじゃねえからな!」
牧「最初からわかってますよそれくらい!」
春田「えっ待って待って、オレ達さ、会社の同僚なんじゃねえの?じゃあ何、一緒に住み始めたらもうさ、メシとか、掃除とかも、全部そういうつもりだったのかよ!……は?すっげえ裏切られた気分だわ」
牧「そうですね、すみません……お会計お願いします」
春田「待てよまだ話終わってねえよ!」

この前のシーンの、春田と黒澤部長の約束を嗅ぎ付けて本社屋上に喧嘩する気満々で乗り込んだ牧くんから既に最高だったんですけど、キレながら告白してる牧くん好きすぎるし、それに対して春田がにぶちんすぎて「座敷に座ってないで今すぐ追いかけて牧くんに謝れえええええ」となったところでちずちゃんが頬を引っぱたいてくれたので気が済んだ。恐ろしいほどに人が良くて察しの悪いキャラって最高にムカつくけど憎み切れないからくっそおおおおおとなる。まじはるたんなんなん。

 

5話

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春田「牧にとって俺はさ、か、彼氏なの?それとも、彼女なの?」
牧「何言ってるんすか」

ここの「春田さん付き合うのOKしたくせに何にも分かってないの意味わかんないけどすっげーアホでかわいいな」って思っていそうな、笑顔で去っていく牧くんが最高にかわいい。もう牧くんに対して事あるごとにかわいいしか言えなくて困る。

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武川「サラダは?」
春田「えっ、あ、ないですけど」
武川「はっ、俺の時はあったけどなあ!そっか」
春田「俺と牧がただのルームメイトだからじゃないですか」
武川「……じゃあ手を引いてくれ。お前がそばにいるから!あいつはいつまでも諦めきれない!お前にその気がないなら、離れてやってくれ」

4話くらいまでは、恋愛に関することではピリついた怖い印象で、牧くんのことになるとエゴイスティックになるのかな、という印象が強かった武川主任。しかしこの辺りから、「牧くんを諦めきれない、よりを戻したい」という気持ちだけではなく、「今でも好きな牧くんに幸せになってほしい」という気持ちもあっての行動なのでは?という印象を受ける場面がちょこちょこ出てくる。この時お昼に誘うときの、長いおみ足での足ドン(という呼び方で通じる?)も、春田はめっちゃ怖かっただろうけど。牧くんのためなら土下座する武川主任、早く別の良い人を見つけて(もしくは見初められて)幸せになって下さい……。

 

6話

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牧「やめろよ政宗!」
武川「あるじゃないか、熱」
牧「何しに来たんですか」
武川「何で否定したんだ」
牧「え……?」
武川「お前ら、付き合ってるんだろ?」
牧「ああ……このまま本当に付き合って春田さんは本当に幸せなのかなって思って」
武川「ふっ、何だそれ。自分の幸せより、相手の幸せか。……じゃあな、お大事に」

主任、最高の当て馬になるのはやめて下さい!!!!!!!!牧くんの幸せ願いすぎだから!!!!!!!!早く自分のことを幸せにしてあげて!!!!!!!!!見舞いに来て牧くんの好物のみかんゼリー大量に買ってきて牧くんの春田に対する気持ち確認して帰っていくって何!?!?超しんどいじゃん……せめてあの後牧くんがみかんゼリーを食べていたという事実くらいは主任に報告したい。

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牧「春田さん……色物と一緒に入れたら色がついちゃうんで」
春田「あ、またやったごめん」
牧「風呂も、上がったら換気扇回さないとカビるって、いい加減覚えてください。あと!生ゴミは火曜日なんで。……まあいいや、もう」
春田「へ……?なんで怒ってんの、わんだほう行ったから?」
牧「違います」
春田「じゃあ何だよ!言ってくんなきゃわかんねえよ!」
牧「……結局、幸せじゃないんですよ俺」
春田「え?」
牧「春田さんと一緒にいても、苦しいことばっかりです、ずっと、苦しいです」
春田「え?どした?え?どした牧、えっ?」
牧「別れましょう」
春田「え?いやいや別れるってなんだよ」
牧「もう、俺、春田さんのこと好きじゃないです」
春田「何だよ急にわけわかんねえよ!」
牧「……」
春田「じゃあさ、俺さ、これから家事も手伝うしさ、いつか牧のお父さんにも認めてもらうように努力するから!ねえ」
牧「もう、忘れてください、俺のことなんか。俺のことは忘れてください」
春田「いや訳わかんねえよ!なあ!」
牧「俺は!……春田さんのことなんか好きじゃない!」
春田「……」
牧「今まで、ありがとうございました」

全話通してみた中で、このシーンがいちばん好き。

別れ話切り出してる途中に泣いてる時点で、「好きじゃない」が嘘なのはバレバレなんだけど、嘘だろうが何だろうがとりあえず理由付けて一刻もこの人の前から立ち去らなきゃという思いが先行している切迫感がよりしんどい。相手の世間体とか考えて自分が嫌いになった体で別れを切り出すって、BLではしばしば見受けられるけど、好きな人に「好きじゃない」って身を切るような思いで告げることがどんなに辛いか想像しただけで胸がぎゅうっと縮まる。

あと、肩をつかんだ春田を牧くんが全力で突き飛ばすシーン。あれは男同士じゃないと全力で出来ないので(性別が違うと力の差がどうしても出てしまう)、ある種「これぞ男性同士の恋愛ならではの醍醐味」とも言える場面なので、それも含めて好き。BLはちょっと殴り合いのケンカするくらいが丁度いいと個人的に思っているので。

 

7話

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マロ「好きすぎてヤバいから結婚するんすよね?」
蝶子「まだまだ子供だねー(ほっぺぺちぺち)」

心の中では「好きだけじゃ結婚できないよ……」って思うんだけど、そんな小賢しい思考を一瞬で凌駕するかわいさ。この場面に限らず、マロくんと蝶子さんのやり取りはいちいちかわいらしくてきゅんきゅんする。

というか、ここのマロくんシンプルにビジュアルが超かっこいい。あと一年経って、わんだほうからお洒落なバーで二人で飲む仲になってるのも、進展あったんだね!と微笑ましい気持ちになった。

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武川「本当にいいのか」
牧「何がですか」
武川「このまま春田を行かせてしまっていいのかってことだよ」
牧「……いいに決まってるじゃないっすか仕事ですし」
武川「よくねえだろ」
牧「俺には関係ないことなんで」
武川「お前がそうやっていつまでも春田と向き合わないから!俺はお前を諦めきれない!相手の幸せのためなら自分は引いてもいいとか、どっかのラブソングかよ……そんな綺麗事じゃねえだろ、恋愛って」

こんなに切ない壁ドン初めて見たよ!!!!!!そして主任の口から出る「ラブソング」という単語の破壊力たるや。恋愛に関する思想が妙に乙女らしいところがぽろっと漏れ出る主任。最終回に向かうにつれてどんどん最高の当て馬ぶりを発揮するの、本当にやめて下さい。次は主任が幸せになる番です。

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牧「……はは、つれえ」
ちず「じゃあ、なんで別れた?」
牧「好きだから。本当に好きな人には、幸せになってもらいたいじゃないですか、家族のこととか、世間の目とか、色んなこと考えたら、巻き込むのが怖くなったんです」
ちず「すごいね……」
牧「いや、結局、自分が傷つく前に逃げただけですね。そんないい奴じゃないですから、俺」
ちず「そんなことないよ」

 酒の力を借りて、ようやく「つらい」って言えた牧くんに駆け寄って抱きしめてあげたくなった場面。そして何よりもちずちゃんの懐の深さに頭が上がらない。自分が好きだった男の恋人(しかも男)だった人に対して親身になって話聞いてあげて、再アタックの背中押してあげるって、いい子すぎて泣ける。「足長すぎ」「謎の良いカラダ」って二人して春田の体型を褒め合ってるのかわいすぎた。

 


​以上、何かにつけて「牧くんかわいい」「武川主任幸せになって」と言っている自分に気が付いたところで締めたいと思います。牧くんの涙目と武川主任の困ったような笑顔は、いつだって反則技でした。

 

 

BL的王道のフルコース『おっさんずラブ』

 

普段は当ブログでジャニーズのことを主に書いているジャニオタですが、当方、小学生の時分にボーイズラブ(=BL)の世界に足を突っ込んでしまった20代後半女性(つまりぬるいながらも腐女子歴十数年)という別のオタクの顔も持っております。

そしてこの度、見事にドラマ『おっさんずラブ(=OL)』にハマりました。ええ、一瞬でホイホイされましたとも!!!

視聴している中で度々感じていたのは、「この場面、前に漫画で読んだことあるような……?」という既視感でした。つまり腐女子の視点で見ると、意外とBL的王道が盛り込まれているな、と。

そこで、「これはBLにありがち」と個人的に感じたOLシーンを抜粋してみました。

ちなみに「王道=ありがち=悪」ではなく、「王道=ありがち=イイものはいつの時代もイイ」という超ポジティブ解釈なのでよろしくお願いします。王道が王道と呼ばれるのは、例え飽きることはあってもなんだかんだで結局イイからなんですよね。

話が逸れました。それでは本題に入ります。

 

第1話

◎一人だと何もできない真面目系ダメ男(世話焼かれがち心配されがち) / 人柄はめちゃくちゃ良い(ほだされやすい) / 他人との関わり合いにおいて計算ゼロ(アホの子) / ノンケ(ロリ巨乳好きを豪語)

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つまり田中圭さん演じる春田創一(黒澤部長からしか呼ばれないけどあだ名ははるたん)のことです。キャラ設定がBLに出てくるありがち要素詰め込みすぎて完璧。

春田母「靴揃えない服脱ぎっぱなし食べた皿そのままズボンにティッシュ入れたまま洗濯レシート入れたまま洗濯!」

春田「(牧が手に持っていたビニール袋の中身を見て)料理するんだ」
牧「まあ、簡単なものしか作れないっすけど。今日は唐揚げです」
春田「すげえじゃん!揚げ物すげえじゃん!」
牧「適当っすよ」

牧「(洗濯物についたティッシュのカスを見て)いやマジティッシュ……」
春田「ごめん……」
牧「え、もう、お菓子こぼすのガキじゃないんですからー」
春田「ああ、ごめんごめん(と言って服についた食べかすを床にはらう)」

春田「(入浴中に)まきー、ちょっとバスタオル取ってくんない?忘れちったー」

最早一周回ってあざとさにすら感じられる、林遣都さん演じる牧凌太が黙っていられないこのダメさ!!!春田、牧くんに捨てられたらマジで誰も拾ってくれねえぞ!!!って、吉田鋼太郎さん演じる黒澤部長がいましたねすみません……なんだかんだで誰かに可愛がってもらえるタイプなんだよなあ、はるたん。

 

2話

◎我が身に起こったことを知人に相談する時の切り出し方

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春田「友達の話なんですけど」

友達の話という体で話し始めるけど相手にはなんとなく本人のこととバレてしまっている展開、ああ王道中の王道!バレていないと思っている本人を「もう、おばかさんだなあ……」という温かい目で見守るのが正解。

◎本気の行動を冗談と嘘をついて安心させて、自分はこっそり傷つく

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牧「春田さん、冗談ですよ」
春田「へ?」
牧「昨日のアレ、冗談ですよ。春田さん本気だと思ってません?」
春田「ああ……つか、何?と思った」
牧「いや、そこはオォイってツッコんでほしかったんすよ」
春田「……わっかりにくうぅ!いやいやお前それは分かりにくいわぁ!」
牧「あるじゃないすかほら、男子校ノリみたいなやつ」

「冗談ですよ」って言ってほっとした春田を見て笑ってる牧くん超切ない。好きな人を自分のせいで困らせたくないから自分が傷つく方を選ぶっていう展開、同性愛者とノンケを描くBLでは比較的王道だけど、やっぱり「春田のバカ!もう知らない!」と叫びたくなる。

◎恋愛感情持ってるかはよく分からないけど嫌いじゃないから優しくする

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牧「可能性がないなら、優しくしないでください。ルームシェアなんかするんじゃなかった」
春田「聞けよ!」
牧「出て行きますから!もう全部忘れてください」
春田「それはやだ」
牧「なにもかも違うのに、一緒に暮らすのは無理です」

春田「オレダメなとこあったら直すからさあ、友達として、今までみたいに、普通に暮らせないのかなあ?」
牧「ずるいですよ春田さん……(おでこにキスして)普通には戻れないです」

ほんっっっっとに誰にでも優しすぎるのも考えものだよね!!!!!!「友達として」って言ってるあたり、春田は牧くんの気持ちをこの時点で全然考えてなくて、「とりあえず牧が出て行くのは嫌だから引き留めよう」くらいにしか思っていないと考察。それでも牧くんは春田が好きな気持ちを抑えきれなくて、結果おでこにチューだけして去っていくという。本当は唇にしたかったかもしれないけど、また春田を困らせるわけにはいかない、でもキスしたい、という気持ちの折衷案としてのおでこにキス。キレると敬語がタメ語になって口悪くなるのに、メンタルが女子すぎる。

あと牧くん、涙目になると女子度がいきなりぐんと上がるんだけどあれは一体どんなマジックなの……(答え:演技力)。

 

4話

◎「同性愛者同士の方が恋愛する上で理解しあえるから辛くない」というやり取り

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武川主任「牧、お前は今、不毛な恋愛に足を突っ込んでる。そう思わないか……?完全にお前の、片思いなんだろ……?」
牧「……はい」
武川主任「あっち側の人間を好きになっても、絶対に幸せになることはない」
牧「分かってます、そんなこと、俺が一番分かってます」
武川主任「俺なら、あいつと違ってお前を傷つけたりしない」
牧「……ですね」

武川主任はよりを戻したい気持ちもあるだろうけど、それ以上に牧くんに傷ついてほしくないからわざわざこういう言葉をかけていて、それに対して牧くんは傷つくの覚悟でノンケの春田への気持ちを止める気がないことをここで意思表明しちゃっていて、どっちの立場に立っても胸が苦しい。

こういう、同性愛者の昔付き合ってた男が悪役当て馬ポジションを経て最終的に良い奴ポジションになるパターン、割とあります。途中で悪役っぽく立ち回っても(本作の武川主任もそう)良い奴なのバレちゃうから「もっと別の素敵な人と出会うんだよおおおおお」と、見ている側が必死に幸せを願ってしまいがち(わたしだけ?)。武川主任、マジで幸せになってください。

 

5話

◎何も考えていないノンケ側の言葉に不意に救われる

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牧「春田さんは春田さんのペースでいいですから。形だけじゃなく、ちゃんと好きになってもらえるよう、俺頑張りますから」
春田「牧、恥ずかしくないから。牧と一緒にいることは、俺にとって全っ然恥ずかしいことじゃないから」

ここでオスの顔をちゃんとして、牧くんを捉えて離さないような視線を向ける春田マジあざとい。牧くんが惚れ直してまうやろ。

ちなみに7話(最終話)の告白シーンも分類としてはこれに近い。

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牧「俺といたら、春田さんは幸せになれませんよ」
春田「だからさあ!お前はいっつもさあ!そうやって勝手に決めんなよ!」
牧「……」
春田「俺は!ずっとお前と一緒にいたい!だからあ!俺と!結婚してくださーーーーい!」
牧「……ただいま」
春田「おかえり」

(泣いて帰ってきたのは春田なのになんで牧くんが「ただいま」なんだよ!!!と春田のダメっぷりに怒りそうになったけど、春田家に住んでいたから牧くんが「ただいま」側なんだと気付いて冷静な気持ちを取り戻したのはここだけの話です)

 

6話

◎あれこれ詮索されるのが面倒になってキスして口塞いで黙らせる

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牧「なんかもううるっせえなあと思って」

こんなシーン、二次元でしか見られないと思ってた……。わたしの口からはそれしか言えません。

◎悪意のない親の言葉

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春田母「いつまでも結婚できないと思わない?」「孫の顔だってみたいじゃない?」「早くちずちゃんとくっついてくれたらいいのに」「ずーっと創一と友達でいてね」

「結婚」「孫の顔」「異性の幼馴染の名前」「友達」というBL的パワーワードが一文ごとに出てきて、牧くんの心理状況を思うとごりごりに心臓を抉られました。話している側に悪意がないというのが余計にしんどい。こういう世間の目を意識する言葉をきっかけに一人で思い詰めて一旦別れ話に発展する展開は王道だと思います(牧くんがまさにそれだった)。

 

7話

◎ノンケとの恋愛に吹っ切れる

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牧「俺、もう我慢しないって決めたんで」

この後も含め、最高にかわいいラストシーンでした。何かと自分の気持ちを抑え込んで我慢しがちだった牧くんが精神的に成長するきっかけになったのがダメダメ男の春田というのがどこか悔しいけどね!

 

 

長らくBLを細々と愛好してきた者としては、こういう作品が世に出ること自体驚きで、しかもそれなりに視聴者に受け入れられ、良い方向に話題になっているというのが、嬉しいとかありがたいとか色々飛び越えて「そうか、時代って変わるんだな」という結論に落ち着きました。本当、良い世の中になったものです。こそこそとBLを嗜んでいた十数年前が嘘のよう。素晴らしい作品をありがとうございました。

最後に繰り返しになりますが、わたしは武川主任が良い恋人見つけて幸せになるスピンオフ作品を是非見たいので、関係者の方は何卒よろしくお願いします。

 

 

余談ですが、実はリアルタイムで見始めたのが第5話からで、全話見ないことには何も語れねえ!と動画配信サイトを調べた結果、auユーザーのわたしにはauビデオパスが一番コスパ良く見られるという結論に至りました。月額税抜き価格562円です。

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その他2018年6月4日時点では、AmazonビデオやU-NEXT、テレ朝動画等でも配信はされているけど、一話ごとに料金の支払いが発生するようで、auユーザーであることにこんなにも感謝した日はありません……。