ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

内博貴の呪いから逃れられない元錦戸担の話

 

2017年9月10日。内博貴さん、31歳の誕生日おめでとうございます。

 

錦戸亮、(5年のジャニオタ空白期間を経て)重岡大毅横尾渉と、わたしの担当遍歴の中に内博貴の名前は存在しない。それにも関わらず、事あるごとに思い出したかのように内くんについて語ることをやめられない。

NEWSのデビューと同時期に錦戸担になった経緯がある自分にとって、関ジャニ(当時まだデビューはしていない)から引き抜かれ、後にデビュー組2グループを掛け持ちするという苦しい立場を唯一共にすることとなった内くんは、好き嫌いを飛び越えた先の特別枠に自然と落ち着いていたように思う。NEWSと関ジャニ∞の掛け持ちという前代未聞の状況を乗り越えていく、錦戸亮内博貴というたった二人の存在。実際の二人がどの程度の信頼関係を築いていたかなんて傍観者であるファンは知る由もないが(当時のインタビュー等を読み返せばエピソードは腐るほど出てきそうだけど)、二人の関係を特別視したくなるオタクの心理を少しでも分かっていただければ幸いである。

内くんの何がどう好きだとか、正直そんなに細かな話はできない。あえて言うなら、錦戸さんと一緒にいる内くんを沢山見ていたこともあってか、甘やかされ上手な年下気質を発揮させている内くんが大好きだった。だからどちらかというとわたしは、年上組に分類されるNEWSにいる時の内くんよりも、関ジャニにいる時の内くんが好きだったように思う(蛇足ですが自分で言っておいて何だけど「○○にいる時よりも●●にいる時の方がいい」っていう評価を同じ人物に対してするのが心苦しいし仕事量等も考慮するとグループの掛け持ち止めてほしいというのが個人的な意見です)。

今ではすっかり舞台を中心に活動している内くんが、今年の8月にソロライブを開催するという発表を聞いた時は胸が高鳴った。しかし平日2日間で1日1公演ずつ計2公演のみだったため、結果としては仕事の都合で諦めたものの行けるものなら行きたかった。その時、テレビの向こうで歌ったり踊ったりしている内くんしか知らないせいで(当時は茶の間だった)今でもそういう内くんを求めていることをはっきりと自覚した。舞台で演技をする内くんを一ミリも知らないくせに失礼だと思う。今より10年以上前の内くんしかまともに知らなくて、最近の内くんはアイドル雑誌で見るキメ顔や笑顔くらいしか知らない。

結局のところ、現在の内くんどうこうの問題ではなく、今でも内くんがどこかのグループに所属するジャニーズのアイドルとして存在し続けた可能性があった“あの日”をわたしはずっと取り返したがっているのだと思う。もちろんそれはとうの昔に見切りをつけた夢物語なので、今さら何かに物申すつもりはない。ただ本音を言うと、舞台俳優ではなくアイドルとして歌って踊る内くんがもっと見たい。もっと言ってしまえば、気を許した仲間の隣でたまにミスしつつも甘い歌声とスタイルの良さを活かしたダンスを見せつけられたい、いや見せつけられたかった。

おめでたい日にひどい話をしてしまいましたが、わたしの欲望を少しでも満たすための手段は今のところ先日のソロコン映像化の要望を送ることくらいしかないと思っている。遅ればせながら先週初めてハガキを投函してきた。今後も定期的に送り続けようと思う。

 

 

『重岡大毅生誕祭 ハローTOKYO!!』に行ってきました

 

はじめに、8月26日にめでたく誕生日を迎えられたジャニーズWEST重岡大毅さん、お誕生日おめでとうございました!

誕生日当日、重岡担のあきばさん(@zvzbwjwn)が主催された重岡くんのお誕生日会(※もちろん本人不在)に参加してきました。もう二度とあるか分からないと一念発起しこの現場のために北海道から東京へ遠征することを決めましたが、行って後悔する現場なんてあるわけなかった……!既に主催者のあきばさんがレポート記事を書いていますが、楽しかった夏の思い出として自分でも集まりの様子を書き残しておきたいと思います。ちなみに『重岡大毅生誕祭 ハローTOKYO!!』は正式名称でもなんでもなくHOKKAIDOからTOKYOにハローしたわたしが勝手につけた名前です。

 

2017/8/26 13:30~ 会場到着・設営

会場に到着後、続々と集まる参加者みんなで壁面を赤色の風船やHappy Birthdayの文字で飾り付け。参加者自身によって会場設営が進められる様子は、小学生の頃に何かの節目でやっていたお楽しみ会を彷彿とさせました。事前に好きな重岡くん画像の提供を求められていましたが、壁に貼られた写真がそれと思われます。みんなの好きな重岡くんに囲まれた世界……まさにそこはパラダイス。当然ながらいい写りの重岡くんしかいない。

特に持ちものはありませんでしたが、「うちわ等持ち込めば壁に貼ります」という案内があったのでうちわを持参して飾らせてもらいました。偶然にもわたしの好きなめぇコンうさぎ岡くんのお写真と一緒です。この重岡くん本当にかっわいい。

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2017/8/26 14:00~ お誕生日会スタート

5、6人ずつ、3テーブルに分かれてスタート。座席はラキセコングッズのトランプを引いて同じトランプの置かれた席に座るという粋な決め方で決定。席に着くと重岡くんだらけのランチョンマットが待っていてくれました。ちなみにトランプは運のいいことに重岡くんを引き当てました。

重岡くんの人生を振り返るオープニング映像から始まり、テーブルに置かれたトークテーマカードを基にテーブルごとに自己紹介をかねたオタクトーク。同じテーブルの方は全員お会いするまでツイッターも知らなかった初対面の方でしたが、このお喋りのお陰でぐっと距離が縮まった感じがしました。何より安心したのは、20歳以上という年齢制限があったためか(二次会が居酒屋だったから?)元担やら掛け持ちやらの話がバンバン出てくること!未だにYou&J懐古厨かつ今年に入ってからすっかり横尾さんにお熱な自分としては、色んな人のジャニオタ遍歴を聞くことができて共感やら驚きやらで刺激的なひとときでした。

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もちろんお誕生日なのでケーキもありました。顔写真ケーキ、初めて見た!ろうそくの灯りもあってか椿岡くんの笑顔が一段と眩しかったです。なんて良い笑顔なんだ、大友よ。

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そうこうしているうちに予定されていた2時間はあっという間に終了。参加者全員にとんがりコーンのおみやげ(重岡くんからの「ありがと」メッセージ付き)が配られ、会場設営と同様、全員で会場の撤去作業。合間に持参したおみやげをお渡ししつつ、別のテーブルだった方ともお話させていただきました。逆におみやげを下さった方もいました(ありがとうございました!)。

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2017/8/26 17:00~ 二次会・三次会

二次会はジャニオタらしく(?)鳥貴族で。同じテーブルの方がジャムに参戦していたのでその話をしたり、オタクの話題から離れお仕事トークになったりと、もはや重岡くんにまつわる話をほとんどしていなかった印象。

三次会はキャッチのお兄さんにつかまって適当なお店で。店まで案内してくれたお兄さんがLove-tune長妻怜央くんにとても似ていて全ジャニオタが大歓喜。お手振り求めたら振り返してくれるサービス精神旺盛な方でした。オタクうるさくてごめん。三次会は濵田担と神山担を中心とした妄想炸裂トークが面白かった。

四次会にカラオケもありましたが三次会でお別れさせていただきました。写真を全然撮っていなかったので、本当にずっと話していたことがよく分かる……。

 

会を終えて

掛け持ち状態の自分が参加することにはじめ抵抗がありましたが、会が始まってすぐにそんな気持ちはどこかへ行っていました。沢山の方と直接お話させていただくことで、色んなスタンスのオタクがいること、そして自分と似たようなオタクの存在が珍しいものではないことを肌で感じたからだと思います。むしろ長くオタクをやっていれば好きなものが増えることはあっても減ることはないのが通常なのでは?と掛け持ちに肯定的な気持ちすら持てました。

何より、初対面なのに延々と話していられるオタクの皆さん本当に最and高。主催者のあきばさんを始め参加者の皆さま、楽しい時間をありがとうございました。

 

 

 

(おまけ)2017/8/?? 事前準備

ここからは余談になりますが、20人弱の方が参加予定かつほとんどの方と面識がないということで、実験的に名刺を作ってみました。かみしげカラーの北海道みやげとともに参加者の皆さんに押し付けるつもりで一緒に包ませていただきました。

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ちなみに名刺は『BiziCard』というアプリを使って、コンビニのネットプリントで印刷しました。

スマホで簡単!コンビニ写真プリント - BiziCard(ビジカード)

ちょっと慣れればすぐに作れるので使い勝手はいいと思います。400円/10枚で光沢紙に印刷されます。何かの参考になるかは分かりませんが……。

 

 

 

オタクども、自担は褒めて褒めて褒めまくれ

オタクの間でひっそり話題になっている(と個人的には思っている)『浪費図鑑』を読んだ。

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

 

この本は本文からの引用を用いて一言で表すと“(オタク女たちの)浪費(事情を紹介する)図鑑”である。ソシャゲやアイドル、ホストなど、実に様々なジャンルで浪費しているオタクの赤裸々な告白が掲載されている。ちなみに書籍には未収録だが同人誌ではジャニーズに浪費する女(JUMP八乙女担)も登場している。

昨年末に発売された同人誌『悪友 vol.1』からの増補改訂版として出版されたこの本。同人誌の方も既に読んでいたが、今回の書籍化で新たに収録された振付師・竹中夏美さんへのインタビューのある部分が印象的だった。それは、関係者視点でファンの浪費について語っている場面である。

―(中略)まず、アイドルにとってぶっちゃけ「されて嬉しい応援」って何だと思います?女子アイドルだと、例えばCDをたくさん買うとか、いっぱい現場に足を運ぶとか?

竹中 どういう内容だとしても、一番嬉しい応援は、たぶん「肯定」じゃないですかね。
(中略)
竹中 ざっくり言うとですが、本当に一番は「肯定してあげること」だと思いますね。会いに来る頻度とか回数とかじゃなくて、肯定の精神を見せてあげること。アイドルをたくさん褒めてあげることです。(中略)

―なるほど、「在宅」のオタクでも、浪費しなくても、肯定することはできる。
(中略)
―とはいえ、「好きなアイドルに課金したい」というオタクの心理もあります。我々の課金でアイドルのモチベーションが上がることはありますか?

竹中 うーん。アイドル本人からの視認しやすさという点では「課金」よりも「集客」の方が、モチベーションにつながるみたいですね。

―一人が大金をはたくよりも、大勢の「集客」……。まあ、当然ですよね。

竹中 (中略)いいねよりリツイート、の精神が大事ですね。

“アイドルをたくさん褒めてあげる”。“いいねよりリツイート”。これぞまさにオタクにとっての金言ではないか。褒めるだけなら現場に行けない茶の間オタだって出来る。何ならツイッターやブログを使って褒めれば、もしかしたらエゴサした本人の目に留まる可能性すらある。

元々自担は褒めて褒めて褒めちぎるタイプのオタクである自負はあったが、これを読んで一層そのスタンスを貫くことを誓った。だって、ファンがアイドルを落ち込ませてどうする?アイドルはファンの前ではただただキラキラ発光していればいい。ヘコむのはわたしたちの把握できない裏側で散々やっているだろうし、その原因をつくるのはただの一般人でしかないファンの仕事ではない。

ちなみにこの話題は数日前にほぼ同じ内容がツイッターで拡散されているのを目にしたので二番煎じどころか何番煎じかは不明だが、大事なことは繰り返し言っておこうの精神の下にキーボードをぱちぱち叩いている。

 

また、別の項では浪費女が集ったイベントの対談内容が収録されており(これも同人誌未収録)、そこにゲストとして登壇した地下声優で浪費する女シャチホコさんと、あんスタで浪費する女ウォンバットさんがこんなことを話している。

シャチホコ 大きなお金を使ったときって後悔もするけれど、その後悔が気持ち良いって部分もあるでしょうしね。

ウォンバット 私は後悔したこと、ないです。お金を払って後悔するようになったら、もうそのコンテンツは辞めどきだとおもいます。

過去に錦戸担からフェードアウトした時の自分がまさにこれだった。お金をかける気が次第に失せていったことで自身の興味関心の薄れ具合を自覚した。7年間も同じ人を好きでいたくせにこんな終わり方ってあるのかと当時のわたしは思ったが、自然発生的な行動は嘘をつかなかった。金銭をつぎ込むことだけがオタクの正しいあり方ではないが、この経験から自分にとってオタクを続けたいか否かの指標はそこにあると思っている。

 

横尾さんに興味を持つようになってから、たくさんの人に様々な作品をおすすめされ、手に入れられるものは片っ端から手に入れた。一時期は金の力を駆使しすぎていたように見えたのか、ツイッターのフォロワーさんから心配されることもあった。そして観賞後はツイッターで良かった点や見どころをTLを賑わすのを承知で意識的につぶやいた。その姿勢は今も変えていない。それは自分用の忘備録としての意味合いが強かったが、そのお陰で話しかけてもらったり知り合いになったりした人もいて、自分のためにやっていたことがちょっとしたプラスアルファを生み出したことは素直に嬉しかった。

推しのために金を使いたいと思わなくなるその日まで、わたしは生活が破綻しない程度に金を使って素晴らしい自担を拾い集めて褒めて、一人でも多くの人にその良さを伝え広めていけるよう努力する所存である。何なら自担がいま現在生きていることすら褒めてあげたい。

同じ時代を生きているだけで奇跡だよ、ありがとう。