ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

Travis Japanのダンス動画をジャニーズを愛するすべての人々に捧げたい

 

ジャニーズを好きな全ての人間に見てほしい動画がある。

 

 

これはジャニーズJr.の7人組Travis Japan(通称トラジャ)のダンスを定点カメラで撮影した動画である。全員がデザインの異なる黒基調のレッスン着(風の衣装)を着用し、持ち曲である『Happy Groovy』を通しで踊っている、ただそれだけの動画だ。

わたし個人としてはこの動画を、ジャニーズJr.にあまり興味のない人にこそ是非見てほしいと思っている。

 

少し自分の話をすると、わたしは今年の初夏ころからトラジャに注目するようになったものの、それまではジャニーズJr.に対してちょっとした苦手意識があった。自分のことをデビュー組しか好きになれないジャニオタだと思っていた。正直今でも苦手意識は完全に払拭されたわけではない。

ジャニーズJr.がなんとなく苦手な理由はいくつかあるのだが、その中の一つに「学生のようなわちゃわちゃしたノリが苦手」というのがあった。現実に学生生活を送る少年たちも多数いるので仕方ないのだが、若者ノリをそのままテレビや雑誌等に持ち込まれるのが個人的に好きじゃなかった。年齢が若ければ、その分会話の内容もどうしても幼くなりがちになる。しかしデビュー組に比べてファン以外の人目にさらされる機会が少ないわけで、それは当然のことだと思う。個人的嗜好に会わないだけなので、誰が悪いとかそういう話ではない。

 

本題に戻る。

そんな自分が何故トラジャに興味を持ったかというと、キスマイのツアーでバックについていた時のダンスがあまりにも美しかったからだった。その辺りの経緯は以前書いたブログの冒頭に記してあるのでここでは省く。

 

もし過去のわたしに似た、なんとなくジャニーズJr.に苦手意識を持つオタクがこの世に存在している場合、冒頭で紹介したダンス動画は、ジャニーズJr.の印象を変えるには良いきっかけになると思う。わちゃわちゃしていないし、ついでに顔もアップにならないので、彼らのダンスの技能のみに集中せざるを得ない。

特定のグループがどうこうというより、ジャニーズという集団が好きな“玄人ジャニオタ”、分かりやすく言えばDD気質の高めなジャニオタにはうってつけの動画だと思う。

 

とりあえず百聞は一見に如かずという諺があるのでまずは動画を見てもらえたらと思うが、ここで各メンバーのダンスについての個人的感想をメモ書き程度で記しておく。ダンスについては全くもって無知なので、素人目で見た感想である。

ちなみに「動画を見ても誰が誰だが分からないけど、誰が誰だか知りたい」人に向けて、最初のフォーメーションに名前を入れた画像を作ったので、参考にしてもらえれば幸いである。

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宮近海斗
センター力を一目で感じさせる。フォーメーション移動で様々なメンバーが中心に来るが、彼がセンターに来た時のパッと花開く感じは見ていて気持ちが良い。「踊りたくてどうしようもなくて体が勝手に踊りだしている」という印象を受ける。

中村海人
関節のやわらかさ、軟体動物のごとし。肩の上がり方とか上半身をぐにゃぐにゃ動かす振りとかを見ると、動きが非常にダイナミック。彼のことを知らない人が、この動画を見た後に他の適当な動画でゆるいテンションで話している彼を見たらギャップでびっくりするかもしれない……?

吉澤閑也
“正しい”ダンス。なんていうか、仕事できそうなダンス。悪く聞こえるかもしれないけど、感情が踊りに強く乗っていなくて、「仕事でダンスをしている……振り付けを確認している人だ……」となった。見ていて安心する、信頼を寄せたくなるダンスだと思う。

川島如恵留
ぴたりと静止した時の美しさ、一輪の百合のごとし。そして止まった姿が美しいから、動き始めるその瞬間もまた美しい。宮近くんや中村くんほど躍動感は感じられないけど、その分静かな動きが綺麗だと思う。今まで如恵留くんのダンスについて、一目で彼だとわかるクセのあるダンスだと思っていたけど、そうではなくて、彼が得意とする『静かな動き』が集団の中で目立っていたのだと思い直した。

七五三掛龍也
小柄で華奢だが、動きの大きさで一切をカバー出来ている。普通に喋っているだけだと他のメンバーと比べてもひと際ほっそりした体格が目立つし、何なら喋らせるとたまにふわふわしすぎてどこかに飛んで行ってしまいそうなコメントを残すことすらあるが、踊っている時は顔つきも凛々しくなって別人のよう。

松田元
若者のエネルギー溢れるダンス。少し悪く聞こえそうな言葉を使うと、小僧感があるやんちゃなダンスだと思う。流石最年少。動画では唯一サルエルパンツを着用しているが、そのゆるさがまた良い(本人が選んだかどうかは存ぜぬが)。

松倉海斗
全体的にねっとりとしたダンス。どちらかと言うと閑也くんみたいな、お手本のようなダンスをする人というイメージ。元太くんと一緒に「松松コンビ」と呼ばれる彼だが、動きは真逆に近いのが面白く感じる。A.B.C-Z主演の舞台『ジャニーズ伝説2018』を見て感じたことだけど、おそらく感情を表現するようなダンスが得意だと勝手に思っているので、そういう面がどこかで見られたらいいな、と。あとダンスのことではないが、シャツインスタイルが非常にかわいい(いつもレッスン着だとシャツインで登場する)。

総括すると、7人の動きが揃ったダンスの中にも個性が滲み出ているのがまた魅力的なので、普段トラジャの動画を見ない人にも見てもらえたら嬉しい。ぶっちゃけると、再生回数めちゃくちゃ伸びなきゃダメだろこの動画!!!!!!!って思ってる*1

 

ちなみにステージ衣装を着て踊っている動画も既にYouTubeにアップされているので、ダンス動画と見比べてみても面白いかもしれない。

 

 

 美しいダンスが魅力的なTravis Japanを、どうぞよろしくお願いします。

 

*1:ちなみに2018年11月17日19時20分時点で222,032回

キスマイ及びエイベックスのアンバサダー就任の挨拶に代えて

 

初めてジャニーズに魅せられてから早15年近くが経とうとしているが、最近考えていることがある。

長い間、アイドルとファンは双方向の信頼関係を構築するものという意識があった。例えば我々ファンはチケット代を支払い興味を持つアイドルのコンサートに行くと(ファン→アイドル)、素晴らしいパフォーマンスを見せられ「今日はみんなありがとう」と言われて帰ってくる(アイドル→ファン)。

しかし、ここ1、2年の間でアイドルとファンに加え、もう一つ重要な構成要員がいるように思えてきた。

 

それは『レーベル』である。

 

デビュー組の音楽作品や映像作品の特徴はレーベルによって結構な違いがあることに、ここ数年のDD気質の加速によって気付き始めた。

ジャニーズも複数のレーベルが様々なグループの作品製作に関与している。キンキやNEWS、ジャニーズWESTは『Johnny’s Entertainment(JE)』、嵐やKAT-TUNHey! Say! JUMPが所属する『J Storm』、V6やキスマイが所属する『avex(エイベックス)』、SexyZoneやA.B.C-Zが所属する『ポニーキャニオン』、……。

DD気質が高まってはいるものの全てのグループについて網羅的に話をすることができないので各グループがどうだこうだという話はここではしない。しかしこれだけは自信を持って言える。

 

エイベックスのキスマイに対する力の入れ方がとにかくすごい。

 

キスマイに興味を持ち始めた当初から、今まで好きになってきたグループよりもレーベルの関わり方が密だと感じていた。

例えば、CDでもDVDでも、何らかの作品の発売情報が解禁になったとする。通常、それから発売までにジャケット写真やカップリング曲、特典映像などの情報がおもむろにぽつぽつと明らかとなり、さあ発売日、という流れだと思う。

しかしキスマイは違う。その流れはもちろんベースとしてあるが、そこに「制作者の声」が乗ってくる。具体的には公式ホームページのスタッフブログが連日のように更新される。

BLOG | Kis-My-Ft2 Official Website

ちなみにここ1年間の記事数がこちらである。

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去年の12月なんて、1日1記事書いたとして月の半分以上何らかの記事が更新されていることになる。当時は舞祭組のアルバムとキスマイのライブBD・DVDについての情報をほぼ同時期に更新していたのでこの多さとなった。今月はシングル発売月だったのと来月発売のライブ映像の告知が重なり、ここ1年間でも比較的更新数の多い月となっている。

 

このようにエイベックスのキスマイへの注力具合には、我々ファンも目を見張るほどである。そのうち #エイベたんありがとう #でもエイベたん寝て みたいなハッシュタグが登場しそうな勢いである。*1 実際夜中に更新されることもあるので、担当者がリアルタイムで仕事をしているのか予約投稿みたいなことをしているのか、一社会人としては結構心配している。

 

そのスタッフブログで先日、このような文言が書かれていた。

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(画像元:18.10.27LIVE DVD & Blu-ray「Yummy!! you&me」ちょい出し情報③ 〜BTC〜 https://avex.jp/kismyft2/blog/2018/10/27.html

 

この記事を書いている自分は今「キスマイアンバサダー」というよりもむしろ「エイベックスアンバサダー」に近いかもしれない。エイベックスのお陰で、先に述べたアイドルとファンに加えレーベルで構成されるトライアングルの共鳴が大事なことに気付かされた。

ちなみにそのトライアングルの構図だが、現時点ではキスマイを想定してこのように考えている。

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 以下簡単に解説。

 

アイドルとファン

ここは最も想像しやすいと思う。好意や信仰心など様々な興味(と欲求を満たすための活動費)と、それらに応える様々な供給で成立している。

 

アイドルとレーベル

キスマイとエイベックスは、双方向に「推し」合いをしているように見える。仕事をする人たち同士なので、自分は業界関係者ではないしどれほど両者が密に関わっているのかは存じ上げない。あくまで自分からどう見えているかという内容しか語ることはできないのだが。

エイベックスは先述したスタッフブログでの推し具合がとにかくすごい。実際読んでみれば分かると思うが、どこかのオタクが書いたような文章である。

BLOG | Kis-My-Ft2 Official Website

反対にキスマイはというと、本人たちの口から「エイベックスさん」「ベックス」等、レーベル名が飛び出してくることも最近では珍しくない。その良い例が今夏行われたツアーのMC中、毎回挟まれていた告知タイム。告知を任されていたメンバーの一人宮田さんが、ある時を境に自分がエイベックスの申し子とでも言うかのように「ベックス俊哉」*2と名乗り始めた。さらにツアーの後半ではメンバーが増え「ベックス4」*3が結成されていた。

最近ではジャニーズwebの連載で本人たちが情報解禁とともにリンクを貼ってくれることもしばしばだ*4

 

ファンとレーベル

ここが最も信頼関係を構築しにくいと考えている。十数年間ジャニーズの様々なグループを見てきた中で、わたしは「グループは嫌いじゃないのに、曲がなあ……売り方がなあ……」となったことが何度かある。もちろん全てレーベルのせいではないのだが、やはりレーベルごとの特色はあると思う。

その点、キスマイのファンとエイベックスは、双方の距離の近さや信頼度の高さが特徴的に見える。【アイドルとレーベル】の項で述べたように、エイベックス公式サイトのスタッフブログは何故かオタクが書いたような熱い文章で綴られている。エクスクラメーションマークが妙に多い。この溢れんばかりの熱量に、ファンは少なからず引き寄せられるように思う。まるで気分が高揚したときの自分やオタク友達に似た存在をそこにも感じてしまうからだ。

そしてその熱量の証明であるかのような作品の数々。まず、CDにしろ映像作品にしろ特典がやたらと豪華である。少しばかり値は張る気もするが、コストパフォーマンスを考えると文句なしに財布を取り出したくなる。

楽曲も良い。オタクが言う「良い」の信頼性は大して高くないと思うが、ジャニーズにしてはお洒落なサウンドが多いのではないかと個人的には考えている(あくまで音楽に全く明るくない一般人の意見なのであしからず)。デビュー7年目にしてシングル22枚を発売し年一ペースでアルバムも出しているため、そもそも楽曲数が多いところも強みだと思う。

数日前には「今までリリースされた全楽曲から好きなものを選んでプレイリストにできる」というとんでもない機能が公式サイトで公開されたので、是非サイトに足を運んでいただきたい。まずはエイベックスが作ったおすすめプレイリストを聴いてみてほしい。

MUSIC | Kis-My-Ft2 Official Website

 

 

これまで書いてきた文章で、キスマイのバックにつくエイベックスの強大さとファンからの信頼度が少しでも伝わればと思う。ファンとしては大変ありがたく「“大船に乗ったつもり”ってまさにこの気持ちなんだ……」という気に度々させられる。

あわよくばこの記事を読んだどこかの誰かが、今までよりもキスマイに興味を持ってくれたらもっと嬉しい。来月発売のライブ映像のティザー映像も帰る前に是非見ていって下さい。

 

 

 

 

 

そして私事ながらエイベックスにはキスマイ以外でもお世話になっているのでこの先もしばらく頭が上がらないです本当……(地球が黄色い方のキンプリ、来春アニメやるのでそちらも是非見てください)。

 

 

 

*1:スタッフブログの中の人がオタクのような発言をすることもあってか、キスマイのファンは親しみを込めてエイベックスを「エイベたん」と呼ぶこともしばしばである

*2:「エイベックスとずぶずぶだぜええええ」などとステージ上で言っていた

*3:花より団子のF4にちなんだ名前、宮田さん+藤ヶ谷さん玉森さん千賀さんの4人を指す

*4:ただし規制はあるのかジャニーズネットのリンクが貼られそこからエイベックス公式に飛ぶ形になる

『シン・浪費図鑑』を読んでいい気分になったので2018年の浪費の記録をちょっとだけ晒す

 

 

昨年夏に発売となり当ブログでも紹介した『浪費図鑑』の続編、『シン・浪費図鑑』が先日発売となった。

シン・浪費図鑑 (コミックス単行本)

シン・浪費図鑑 (コミックス単行本)

 

 

前作は同人誌『悪友 vol.1』からの増補改訂版として出版されたが、本作はオール書き下ろし。目次は公式ツイッターの画像を参照していただければと思う。

 

なんと、浪費女の告白でトップバッターを担う『安室透で浪費する女』は以下のサイトで試し読み出来てしまう。

浪費図鑑 ―悪友たちのないしょ話―|小学館

ジャニオタのツイートが主に流れてくるわたしのTLにも、特に春から夏にかけて「ゼロシコ」「今日も執行されてくる」「100億の男」「あむぴ~~~~~~」などの声を度々見かけた。2018年のオタク界隈でのトレンドを確実に押さえ冒頭に持ってくる時点で、既にこの書籍の間違いなさが伺える。

流行にただ乗っかるだけではなく、後半くらいから徐々にディープな浪費女が登場するのもこの本の魅力である。わたしは「マリノスケ」「ホセ・キャリオカ」をこの本で初めて知った。あと、美容整形に浪費する女が「痛くないわけがないだろう」と語る潔さには惚れ惚れした。

 

「浪費」という、普通ネガティブな意味で使われる言葉を選んだのは、わざとです。前回本を出して気付いたのは、この言葉の先にあるのは、自虐ではなく自信なんだということでした。

上記の文言が『はじめに』の項で記載されているが、この本に登場する多くの浪費女は自信を持ってお金を使っている。自分の頭で考えて、意志を持って「浪費」をしているとわたしは感じた。

 

話は少し変わって自分の話になるが、今年は「2018年は行きたい現場は行ける限り行く」という目標を立てて動いていた。『シン・浪費図鑑』に登場する女性たちには敵わないが、行きたい現場のために金は惜しまない(ただし高額転売には一切手を貸さない)と決め込んでいた。自分を取り巻く環境を考慮すると、自身で得た収入を好きなように使えるのも今じゃないと出来ないかもな、となんとなくだがふっと思ったからだ。飽き性なので熱量のあるうちにやれることはやっておこうという自身の性格を踏まえての考えでもあった。

まだ今年は2か月ちょっと残っているが、意志の強い浪費女たちの潔い告白を読んで清々しい気分になったので、現時点で今年ジャニーズにかけたお金をまとめてみることにした。「使う金は惜しまない、金で体験を買うのだ」と覚悟して行動してはいたものの、それでも数字を打ち込む手は時たま震えた。

そして結果がこちら。コンサート、舞台、映画、コラボイベントといった、広い意味での現場関連に使った金額をざっくりまとめた。

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表計算ソフトでまとめてみた結果、申し込んである12月のキスマイのツアーに1公演でも行くことになればチケット代が大台をひとつ突破することが分かった。既に大台が何かわからなくなってくる額ではあるのだが。各会場への電車代などさらに細かく交通費を加味すれば広い意味での遠征費の額は上がるが、グッズ代と遠征費は個人的には想定範囲内だった。

ちなみにこれとは別にCDやBD・DVD等の円盤と、ドル誌をはじめとしたあらゆる雑誌に費やした金額もまとめてみたのだが、円盤は11月に発売予定のキスマイツアーのBD・DVD込みで10万弱、雑誌は今日まで買ったもので45000円ちょっとだった。円盤は発売日に合わせて購入したもののみで過去作品を含めていないので、多分もっと値段は上がると思う。

 

どんぶり勘定である程度把握はしていたものの、こうして数字を叩きつけられると「すごい額だな……」と自分のことながら目を丸くする。しかし驚きはしても後悔は伴わない。

舞祭組としての初めてのツアーをこの目で見た。KAT-TUNの記念すべき充電明け公演にお邪魔した。夏をキスマイと共に汗だくになって走った。A.B.C-Zの身体能力の高さを目の当たりにした。夢だった内くんのコンサートや舞台に足を運んだ。

今年行きたい現場には全部行けたと自信を持って言える。お金の力で自分の目的を余すことなく果たせたと思う。反対に、やれるだけのことをやってみて現場に通うことの辛さも学んだ。総括すると今年は我が身を投じてオタクとしての学びを得られた年だったように思う。先に述べたように今年はまだ2ヶ月ちょっと残されているのだが。

 

 

さて、自分のことばかり話しすぎてしまったが、『シン・浪費図鑑』の中でどうしても書き残しておきたい内容があったのでもう少し話を続ける。

それは第2章のスペシャルインタビューで『名探偵コナン ゼロの執行人』宣伝部の方がオタク活動におけるマウント合戦(お金をかけている方がえらい的な風潮も見かけるがどう思うか)について聞かれた際の回答である。

自分の愛を人に見せた方が勝ちみたいなマウントの取り方をする方も、確かにいらっしゃいますけど、愛の表現は人それぞれですから。缶バッジを集めている人は、缶バッジで自分の愛を表現しているだけ。執行回数を口にしている人は、回数で愛を表現しているだけ。じゃあ缶バッジも持ってないし映画も1回しか観てないけど、毎日安室さんのこと考えていますっていう人に愛がないかっていうと、違う。愛の表現の仕方なんて人それぞれじゃないですか。

 

かの有名な太宰治は、“愛は、この世に存在する。きっと、ある。見つからぬのは愛の表現である。その作法である。”と著書の中で書いた。

愛しているから何をしても許されるわけではない。でも、間違うことはあるだろうし、後悔することもあっていい気がする。大事なのは自分の頭で都度考え、ポリシーを持ち芯のある行動を取ることだと思う。

誰かを愛しながら、自分なりの人を愛する作法を身に着けていきたいものである。

 

オタクとしての学びの多い『シン・浪費図鑑』、是非お手に取ってみてください。