ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

ジャニオタが推しに影響されて資格勉強を始めた話

 

2019年2月、都内である試験を受けてきた。試験らしい試験を受けたのは社会人になる前に受けて以来だから、およそ3年ぶりだろうか。別に誰かに強制されたわけではなかった。きっかけは「推しが資格を取りがちだから」だった。

 

わたしの応援しているアイドルは、知らないうちに資格を取り、何の前触れもなく報告してくる。

Kis-My-Ft2の横尾さんは実家の老犬の存在がきっかけとなりペット介護士の資格を取ったり(今はペット介護士プロフェッショナルになったらしい)、冠番組の持ち込み企画でマグロ解体師の資格を取ったり(一度不合格になったが二度目で条件付き合格となった)、最近では他のメンバーと一緒に船舶免許二級を取得していた。Travis Japanの如恵留くんは今年度の宅建士試験(合格率15%の国家試験)に一発で合格したらしく、今度は保育士の資格を取りたいと話している。

そんな彼らを見て、仕事しながら勉強するだけでも凄いのに結果に結びついていて頭が上がらないな、と機会ごとに感じている自分がいた。

 

わたしは自分自身について、好きな人から影響を受けて自身の行動に反映させることが少ない、人は人自分は自分の我が道爆走タイプだと思っている。あなたが好きだというだけでわたしはその音楽を聴かないし本も読まない、みたいな人間である。

でも、今回は少し違っていた。「わたしも何かしよう。何でもいいから仕事しながら勉強して、資格取りたい!」と自分でびっくりするほどモチベーションが湧き上がった。ずっと「すごいなあ、すごいなあ」とくすぶっていた気持ちが、ある時急に行動する動機に変わったのだった。ちなみにアイドルの人たちだけが動機ではなく、今は仕事をしていても平日に勉強時間を取ろうと思えば捻出できるのに勿体ないという気持ちがあったこととか、わたしはそもそも試験勉強が好きかつ割と得意なこととか(人によってはこの発言、大層気持ち悪がられるかもしれないけど)、そんな諸々の背景もあった。

思い立ったが吉日と心の中で叫びながら、すぐに書店へ参考書を見繕いに行った。勉強を始めるにあたり、何の資格試験の勉強をするかで悩んだ。結局、参考書を見る限りでは抵抗なく勉強を続けられそうなこと、今まで触れたことのない分野であること(仕事に活かす気は全くなかったので予備知識ゼロの勉強がしたかった)、等々の理由で簿記3級の勉強をすることにした。ちなみに「確か横尾さんも簿記3級持ってたはず」というのも理由の一つに含まれている。

 

改めて話してみると不純な動機や理由も混じっているが、そのような経緯で昨年11月の終わりごろから勉強を始めた。はじめのうちはどれだけ勉強すれば範囲が終わるか分からなかったので、少しでも前に進もうとほぼ毎日テキストに触れていた。仕事が終わってから家で勉強している時や、電車での移動時間にテキストを読んでいる時なんかは、ふと「自分の応援している人たち、こんな感じで知らぬ間に勉強をしていたんだな……」と思いを馳せて変にニヤついてしまうこともあった。

そして今年の2月、約3ヶ月間の勉強期間を経て受験に臨んだ。大勢の人間が一堂に会して試験問題を解く、という状況を味わったのは学生の時以来で、緊張しつつもどこか懐かしくなった。「これが終われば一つ区切りがつくんだ」という試験前から訪れる高揚感にも、数年ぶりに再会した。

3月に入り、試験からおよそ3週間後に合格発表の日を迎えた。結果は合格だった。試験直後に軽く自己採点をして、よっぽどのことがなければ受かっているだろうと思ってはいたが、結果を知って安堵した。点数もボーダーすれすれではなかったので、すべて終わってみると余裕を持って試験に臨み余裕を持って受かった形となった。

 

3ヶ月間の試験勉強期間を振り返ると、試験勉強をすると1日24時間の中で何かしら前に進んだような気分になれて、精神がととのえられた気がした。同時に「あの人たちは自分なんかよりもっと忙しいのに勉強していたんだ、勉強しよ」とか「もっと難解そうな試験を受けてたのに自分がやらなくてどうするんだ、勉強しよ」とか、応援しているアイドルのことを想いながら自分の尻を叩くのもわりと楽しかった。

ということで、いまは簿記2級を受けるために勉強を続けている。軽い気持ちで始めたことだったのでこれで終わりにしてもよかったが、途中でやめたくなったらやめれるし、勉強しながらでも趣味は制限しなくてもいいことは今回証明できた。3級は思い立ってから3ヶ月でさくっと合格できたが、2級になると3級とは難易度が結構違う印象だし(実際3級は合格率40-50%台に対し2級は合格率10-20%台くらい)範囲もぐっと増えるので、2級は来年度に3回ある試験のどこかで受かればいいな、くらいのペースで勉強するつもりだ。

ジャニーズに初めて興味を持ってから十数年が経つが、これほど明快に影響を受けて結果につながったのは初めての経験だった。好きな人が吹かせた風にふっと流されるのは思っていた以上に悪くなくて、むしろ流れ着いた先で喜びの味を知った。

引き続き、亀の歩みでがんばります。

 

 

 

おまけで、使ったテキストの紹介。

スッキリわかる 日商簿記3級 第10版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

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スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集 2019年度 (スッキリわかるシリーズ)

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Myojo連載Kis-My-Ft2写真館・横尾渉回についての考察あれこれ

 

(※ 引用によるネタバレがあります)

 

Myojoで連載中のKis-My-Ft2写真館(毎月メンバー1人ずつ写真とインタビューが載る)で、今月号掲載の第6回にして横尾さんの番が回ってきた。

写真館と言うだけあって、とびきりの笑顔やら顔をしかめた時のおでこのシワやら横顔の美しいラインやら、色々見せてもらえて大満足。上手く言えないけど、濃い色の青空の感じなんかがザ・ミョージョーと言いたくなる写真だと思った。

加えて、内容的に軽めの一万字インタビューみたいなテキストも添えられており、やっぱりこういうところがMyojo好き……という気持ちに。ちなみにMyojoの一万字インタビューといえば、キスマイは過去2回載ったことがある。横尾さんの内容は良くも悪くもどストレートな内容でざわつかれたこともあったりなかったりするが、実直さという点においては今回も変わらないように思う。隠すべきことはしっかり隠すことのできる印象なのに、どこか不器用さが見え隠れする言葉たち。「横尾さんって、驚くほど人間らしい人間だ」と読みながら何度も感じた。

 

“メンバーの仕事”が指す意味

 

2018年はメンバーのことを、よりいっそう好きになった。(中略)偉そうに聞こえるかもしれないけど、メンバーの仕事をちゃんと見るようになったからかも。そうしたら、尊敬と憧れの目で見るようになってて。

 

「メンバーをよりいっそう好きになった。メンバーの仕事をちゃんと見るようになった」から始まるインタビューに、一瞬目を丸くした。何も構えずに読み始めて「去年ちゃんと見るようになったの!?」となったからだ。

しかしその後に続く文章も読み進め、言葉の意味をかみ砕く。

 

俺みたいな、こんなガラクタみたいなヤツが、キスマイとして東京ドームの5万5千人の前でステージに立っていられるのは、メンバーのおかげだって、自然と思えたんだよね。メンバーがいるからこそ、俺は素でいられるんだなって。

 

横尾さんの言う“メンバーの仕事”とは、言葉通りの『仕事』という意味よりは、もっと広い『役割』のような意味だと捉えた。個人仕事でグループを離れた時に発揮する能力然り、キスマイが7人そろったときの個々の立ち位置然り、そういうものをひっくるめて『仕事』と呼んだのではないかと思った。他のメンバーの振る舞いが、自然と横尾さんの立ち位置を決めてくれたのかもしれない。

でも“ガラクタみたいなヤツ”はちょっと言葉が過ぎるからね!ガラクタだったら好きにならないから!(唐突な一瞬のモンペ)

 

キスマイのお母さん=???

デビュー当時、「キスマイの母」「キスマイのお母さん」と呼ばれていたことについて。

 

お母さん像って、自分の母親を想像すると思うんだけど、当時は、それをキスマイでやらなきゃって考えていて、でも、お母さんの偉大さには全然勝てなくて。メンバーが俺のキャラを立てるために言ってくれてるのを、勝手に、“ちゃんとお母さんみたいにならなきゃ”って考えて、でも全然できなくて、できないことを隠さないと…って、がんじがらめになってた。

 

「キスマイのお母さんと呼ばれているのにそれに見合わない自分の存在がつらかった」という内容の話は聞いたことがあったが、それは「パブリックイメージに当てはまっていない自分の存在がつらい」のだと思っていた。しかし今回のインタビューで「自分のお母さんみたいに振る舞えない自分の存在がつらい」という考えを持っていたことを新たに知った。間接的に横尾さんの母親に対する敬意が分かるエピソードではあるが、今までの認識と異なる解釈だったので、「そうか、あなたは、自分のお母さんになろうとしていたの……それは難しそうだし苦しそうだな……」と同情心を抱いた。

 

不言実行の男

 

俺は、結果を出したあとで、「実は努力してたんですよね」って言いたいタイプ。資格を取るのだって、取ってから言う方がいいじゃん。まだ取れてもいない段階で、「今、資格を取ろうと思って勉強してます」って言うのは、ただのがんばってるアピールだと思うの。“がんばってる”っていうのは、他人が評価してくれること。達成するまでは言いたくない。 

 

徹底的に不言実行の男でいようとする姿勢を、格好いいと思うのと同時に、自分で自分を頑張っていると思うなら素直に頑張っていると自己評価を下してもいいのに、とも思う。他人から見えるものはわずかで、単純な物差しでしかはかってくれないかもしれないからだ。でも芸能の世界にいるからには、明快な基準でたくさんの人に見てもらうことも大事だろうし、そっちの世界にいない自分には図りかねることもあると思うので、これからも横尾さんが横尾さんらしく歩いていく道に幸あらんことを祈っている。

 

彼を変えた言葉

昔はキスマイの母になろうとして無理していた自分が素を出せるようになった経緯について、「自分に向けられた言葉ではないが、周囲で交わされる言葉に気付きを得たこともあった」と話す横尾さん。

 

俺みたいな性格の人間がストレートにアドバイスもらっても、鵜呑みにするわけないじゃん(笑)。

 

いやー……この文章、めっちゃ良いよね。

このたった一文が、まっすぐなのにひねくれていて、すごくすごく好き。最後のかっこ笑いまで込みで「ああ、これぞ我が認識と相違ない横尾さん像!」と目の前がぱあっと開けて明るくなった。いいよね横尾さん、ほんとこういうところ、いいよね……。こういう、好きになり直す時点の連続で人の好意は続いていく。

 

 

感情が心もちせわしなくなる(かもしれない)テキストと良質な写真が掲載されたMyojo2019年4月号、ただいま発売中ですので是非一読を。

 

MyoJo(ミョージョー) 2019年 04 月号 [雑誌]

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エクストラヤミーコンのConneXionがヤバすぎてつらい話

 

Kis-My-Ft2の冬ツアー『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2018 YOU&ME Extra Yummy!!』が昨日無事オーラスを迎えた。夏のツアーをベースにして改良された、まさに“Extra(極上の)”コンサートだった。

 

前置きはさておき、今回のツアーで新たにセトリに加わったある曲について、早急に語らせてほしい。

 

横尾・藤ヶ谷・千賀の3人によるユニット曲『ConneXion』である。

 

飽きるほどその魅力について語りたいのだが、悲しきかな、周りにその素晴らしさを語る人がいない。だから勝手ながらConneXion‬が如何にヤバいかという思いの丈をこの場にすべて置いてゆくことにした。文体がやや口語的なところもありますが、居酒屋でジョッキ片手に持ちながら向かいに座ってるオタクに力説しているイメージで書いてしまったので、どうかお許しいただければと。

 

 

設定がヤバい

 

まず、最初にモニターに出てくる個人の紹介文からヤバそうな香りがぷんぷんした。

 

横尾さん  Good Cocking Guy
藤ヶ谷さん  Party Peach
千賀さん  Half&Half

 

ちなみに3人はパートナーがいなくて夜の街に繰り出してるらしい(この設定もモニターに出てくる)。最初に「何かよく分からん世界観登場してきたヤバそう」と思いつつも、文字情報を受け取っただけでそのまま曲が始まるので、とりあえず一旦置いておくかとなった。というか普通に曲聴いてダンスを見れば自ずと印象は薄れていった。

 

曲も終盤に差し掛かろうかという時、事件は起こった。最初の謎設定も忘れそうになっていた頃である。3人それぞれのモノローグタイムがスタートした。


ハーフアンドハーフがキスがどうこう言い、グッドクッキングガイが今日は女子をどう調理しようかなと言い、パーティーピーチが下着の好みを話し出すという。設定に何となく沿ったような沿ってないようなセリフを言い出した。


ふざけ方、天才かーーー!?!?!?

 

というのも、わたしはこの曲に遊び的要素を入れてくると思ってなかったんですよね。イメージとしては、シュッとしたオッシャレーな感じに仕上げてくるのかなと思ってた。でも違った。全然違った。良い意味で想定外すぎて超気持ちよかった。

 

 

衣装がヤバい

3人とも派手色柄スーツのまあ似合うことよ!もう似合いすぎてて引いた。引くほど良かった、あの衣装。画力がないから再現できないのが悔しすぎる。

 

横尾さんがピンク、藤ヶ谷さんがブルー、千賀さんがグリーンだったんですけど、横尾さんがどピンクの柄スーツ似合ってて目ェひんむいた。サングラスもバッチリ装着していてペテン師感が強すぎる(でもウソつくの下手そう)。
ジャケットの中に着てる白シャツが、ボタンのところがボリューミーにふりふりしていて前代未聞のかわいさと優雅さの融合。横尾さん、たぶん後にも先にもこういう衣装を割り当てられないのでは?(勝手に決めつける)。

 

でも実は一番好きなのは千賀さんのベストなんだけども!アレは超似合う!柄物着せたら右に出るものはいない、それが千賀健永。

 

 

振り付けがヤバい

 

コレオグラファーケントセンガ、マジあざっす!!!!!!!


って感じ。天才!ユーアージーニアス!感謝の意を込めてお歳暮送らせてほしい。

 

元々千賀さんの振り付けは歌詞に沿ったダンスにすることが多いけど、今回は「アッこういう路線でも上手くやれるんだ~~~~千賀さんマジすげえな」って思った。「アケテミタックナーイ」でジャケットの前を開けたり閉めたりするんだけど、いや発想力ね!?すごいね!?!?

 

しかもそれだけじゃ終わらないという。その後ドアをノックするような振り、からのドアを開け閉めする振り!!!!扉開けた~~~~!!アケテミタックナーイって聞いてたのに開けてしもた~~~~!!!!みたいな(ノリが意味不明)。笑いながら「なるほどなあ!」と膝を打つ謎の状況に陥ってしまった。

 

そもそもアケテミタックナーイアケテミタックナーイのファルセットだけでも中毒性が高くて、一度聴くだけで頭の中でわんわん鳴り響くのに、ジャケット前を開閉する動きもなかなか中毒性が高くて、頭の中で簡単に脳内再生されちゃうから良くない。良くない相乗効果起きちゃう(めちゃくちゃ褒めてる)。まだ目にしてない人にはだいぶ期待持たせちゃってるかもしれないけど、千賀さんはマジの天才だから期待していいです。期待して下さい。

 

 

歌がヤバい

 

音源聴いた時から思ってはいたけど、千賀さんと藤ヶ谷さんの歌声が安定していて耳に優しい。囁くような歌声の妖しさと、伸びのある歌声の広がりが、2人とも良い。

 

そしてそこにスッ……と違和感なく入ってくる高音。誰だか分かります?


ファルセッターことワタルヨコオですよ!!!


生で聴いてシンプルに上手くてびっくりした。「あれっこれ誰歌ってんだっけ……って横尾さんだよ!」って一人で脳内ノリツッコミする始末。藤ヶ谷さん千賀さんと歌唱面で対等な立場で仕事してる横尾さんすげえ……!って素直に思った。

 

少し余談になるんですけど、ベストセラー『嫌われる勇気』で有名になったアドラー心理学に、「人間は平等ではないが対等」「人間は前か後ろにいるだけで上下の関係はなく、皆同じ地平にいる」みたいな考え方があって。今回の横尾さんってそれだなーって思ったんですよね。
これまで歌唱面においては横尾さんの前を走ることがぶっちゃけ多かったであろう2人と一緒に、横尾さんがサポート役に回るわけでもなく対等にステージに立っていることがね、すごく嬉しかった。嬉しかったんですよ。3人のうち誰が欠けても成立しない音楽の構成員の一人として横尾さんがいる。いや~~~~~最高。最高すぎてつらい。これまで音痴やら何やらと散々言われてきたであろう横尾さんが、こんな形で花開いたのが泣くほど嬉しい。ていうか実際会場でちょっと泣いた。

 

そもそも横尾さんがファルセッターになることになったのは、横尾さんの意図を汲んでこの役割を割り振ってくれた藤ヶ谷さんがいたからであって。もう一生足向けて寝られないですよね。藤ヶ谷さんにもお歳暮送らなきゃな。

 

 

演出のバランスがヤバい

 

これまで演出についてあれこれ言ってきたんですけど、この曲の斜め上からの攻め方って、3人の絶妙なバランスで成立したものだと思っていて。

 

例えば横尾さん藤ヶ谷さんの2人だと、いつもの仲良しな感じを完全に取り去れない気がする。藤ヶ谷さん千賀さんだと、すごいお洒落とかすごいかわいいとか何らかのメーターが全開になりそうな感じがする。横尾さん千賀さんだと、横尾さんを千賀さんがサポートする構図がどこか滲み出ちゃいそう(ワッター弁当のイメージ)。あくまで個人的なイメージだから異論は認める。

 

そういう、どの2人の組み合わせでやっても何か足りなくなりそうなのが、3人でやることで色んな要素が盛り込めていて且つバランスが非常に良い。
最初から最後まで、ひとつの挙動に対してこちらが抱く感情がひとつじゃないんですよね。「お洒落……だけどふざけてるよね」とか「可笑しいのに無駄にカッコいいどうしよう」とか。どの要素にメーターを振ってるのか分からなくて、ずっと針がぐるぐるして目盛りをいつまでも指せないような複雑怪奇さ。

 

仮にキスマイ全員でやると逆にごちゃごちゃして難しそうだし、やっぱり3人のユニット曲だからこそ完成した奇跡であるとわたしは信じたい。

 

 

藤ヶ谷さんがヤバい


最後にただの藤ヶ谷担みたいな項を作ってしまったけど藤ヶ谷担ではない。

 

個人的に、最近MCなんかで藤ヶ谷さんがふざけだしてキャッキャしてるのがとても好きでして。自ら進んでメンバーのモノマネしてイジって楽しそうにしてるのとか。
本人からも30歳前後くらいからかっこつけすぎないでいこうという意識で臨んでいるような発言が度々見受けられるんだけど、個人的にはその選択をした結果、何かひとつ縛られてたものから解き放たれた藤ヶ谷さんののびのびした雰囲気がかわいらしくて仕方ないんですよね。

 

そういう藤ヶ谷さんを曲の演出で見られるというのも、ConneXionの良さのひとつだと思う。ふざけてるけどまじめ。ふざけてるけど超キメてきてる。そういう、遊びの要素が入っても藤ヶ谷太輔藤ヶ谷太輔でしかないっていう証明になっている気がして、わたしはとても嬉しくなった。

 


総括

 

千賀さんと藤ヶ谷さんに今すぐお歳暮送りたいし横尾さんにファルセット最高にキマってましたって伝えたい。

‪‪‪ConneXion‬は天才たちの為せる技。マジで最高でした。

 

 

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