ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

【感想メモ】『go WEST よーいドン!(初回限定盤)』go WEST いくで!

今さらながら、デビュー発表から1stアルバムまでの軌跡をゆるっと詰め込んだDVDを初めて視聴した。もうすぐデビュー2周年を迎えるジャニーズWESTの初期の緊張感と、それを上回る高揚感がびしびし伝わってくる。

ジュニア時代を見てこなかった新規だけど、この2年間だけ見てみても確実に、そして着実に階段を上ってきていることが分かる。グループの雰囲気だけを見ると、階段を上り始めたら一目散にガーッと駆け上っていきそうな人たちだけど、実は一段一段踏みしめた時の感触を味わったり、今まで上ってきた道すじの確認したり、さらに上を見て何が待っているかを判断したりと、これが間違いない道だと確信しながら歩みを進めている印象が強くて、その様にファンも安心して「この船に乗れば間違いない」という気持ちにさせられる。その点を考えると、アルバムタイトルのよーいドン!は、確かにここで勢いよくスタートはしているんだけど、語感に反して歩みは落ち着いているということで、完璧にジャニーズWESTを表してはいないようにも思える。

下記のメモに書いていない感想を話すと、他のメンバーの映像を見た上で重岡くんのインタビューだけ「これは重岡大毅のイメージビデオなのか?」と言いたくなった。もちろん良い意味で。それなりに長めの尺で、インタビューの声だけ流しながら、それとは別の映像が次々に切り替わって流れたからだろうけど。くるくる変わる重岡くんの表情とか動きとか、見ているこちらも明るくなってしまうものばかりで、これぞ重岡大毅!イメージビデオ万歳!って気分になった。

重岡くんはいわゆる“だいっきゃんスマイル”を、時には「ここで?」と言いたくなるような場所でも見せるけど(激しめに踊るカッコいい曲とか)、それは重岡くんがどうしようもない高揚感を感じている証なのだろうなと、最後にビルの屋上で『ええじゃないか』を取材陣の前で披露している映像を眺めていて改めて感じた。曲中に「てっぺん取ったるでぇー!」と叫んだのは、これからの自分を鼓舞するための掛け声に聞こえた。「今まで行ったことないしよく分かんないけど、楽しそう!」と思える場に飛び込んでいくことが重岡くんに課せられた使命であり、ジャニーズに人生を捧げてきた以上そうすることしか出来ない体になっているのだろうとも思う。ぱっと見はジャニーズアイドルっぽくないけど、本当に天職なのだろう。

何か一つ知るたび、ますます惹かれてしまう力強さに、これからも巻き込まれていきたい。

 

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