ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

唯一無二のセンターのはなし―2017.2.19『bayじゃないか』文字起こし―

突然ですが、わたしはラジオを聞くのがめちゃくちゃ苦手です。これまで幾度となく自分の推すグループのラジオを聞こうとチャレンジしてきたのですが、リアルタイムで聞こうとしても録音して聞こうとしても挫折しました。現在は放送翌日くらいにファンの皆さんのレポで概要をつかむくらいのところに落ち着いています。

しかし昨晩の『bayじゃないか』でツインタワーの二人によって語られた“ジャニーズWESTのセンターとしての重岡大毅”については、いつものように他人のレポをかいつまむだけでは満足できませんでした。これは人に任せているだけではダメだぞ……と本能的に悟った結果、該当箇所を文字に起こして記録に残そうと思い立ち、今に至ります。

普段ラジオも聞かないしましてや文字起こしなんて全くしないので、2分半くらいの音声を文章にすることの大変さを思い知りました。普段ラジオをリアルタイムで聞いて必要な部分を抜き出してレポしている人たちの凄さよ。文字起こしにあたり、m i(@m_ool)さんの音源を参考にさせて頂きました、ありがとうございました!

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(ハガキを送ってきたリスナーのおばあさんが、重岡くんがセンターなのは「動きすぎて迷子にならないため」と発言したという流れから)

小瀧「センターってやっぱり一番クセがない人が行くところですから」
藤井「そやなー、だから、Sexy Zoneで言うたらなー、佐藤勝利とか。分かりやすいね」
小瀧「ジャニーズ顔ですからね」
藤井「ジャニーズ顔で、」
小瀧「正統派で、落ち着きがあって」
藤井「そうそうそう、で基本的にクールで……ちょっと時々可愛くて、みたいなのがセンター」
小瀧「うん、センターすねー」

藤井「うちの重岡さん、ライブのMCで1回、いや2、3回は変顔しますからね」
小瀧「重岡さんはカッコつけるのも可愛い子ぶるのも苦手ですからね」
藤井「カッコつける……ことは、しないよねマジで」
小瀧「でもなんか、アッツい時はアツいよねマジで」
藤井「そう」
小瀧「僕もね、8年半一緒にいますけど、未だにちょっとシゲのこと掴めてないですね」

藤井「うん、俺もね。メンバーの大半が掴めてないかもしれない。でもねー、俺らの中では」
小瀧「昔っからセンター」
藤井「そう、俺らの中ではねー、昔から、ジュニアの頃からセンターやったから」
小瀧「関西Jr.のコンサートもシゲが一番最初に出たりしてたからな」
藤井「そう、シゲが一発目に、関西Jr.を引き出る(率いる的な意味合いで使った?)位置にいたから。その頃は今ほどじゃなかったな、クセが。クセがなかってんな。年々クセがすごい出てきてるから。でもね、疑問があるんやったらおばあちゃん、ジュニアの頃のシゲとか見てほしい」
小瀧「あっ、そうすね」
藤井「こういう時期もあったんや、重岡くんって我慢できなくなってきたからこうなったんやっていうのを」
小瀧「昔のDVDもありますからね」
藤井「そういうのを見て……見たら、ああ確かにセンターやなっていうことを思ってくるから」
小瀧「なにわ侍ハローTOKYO!!とかね」
藤井「あー、そうそうそう」
小瀧「デビュー当時くらいやったら大丈夫やから、大丈夫だっておかしいけど」
藤井「今もいいねんけど、その時の方がセンターっぽさはあったよね」
小瀧「そうっすねー」

藤井「でも今もいいねんで。あれはあれでこの、唯一無二のセンター感を、出してくれてるから」
小瀧「唯一無二感はあるよね」
藤井「話のネタでもね、こうやって話せるから。『俺らのセンター、センターっぽくないんすよ』っていう話で話せるから。俺らとしては全然アリのセンターやけどね」
小瀧「分からなければ昔のDVDとか見てもらえれば、なるほどと思うかもしれないので見てみて下さい」

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重岡くんが“センターらしくないセンター”というのは、わたしたちファンもしばしば考えることで、その度に飽きずにあれこれ考察してああだこうだと話したがる。わたしも例に漏れずその一人です。でも、本人ないしはそのすぐ近くにいる人間から語られる重岡大毅センター論というのは、ファンの深読みや理想の混じる考察なんて一瞬で吹き飛ばしてしまいますね。昨晩のラジオで実感しました。

昨晩のラジオを聞いて、重岡くんの同期や後輩であるツインの二人が「唯一無二のセンター」と揃って評していることこそが、重岡くんをセンターにしている何よりの理由ではないかと思いました。つまり重岡くんがセンターたる所以は、周囲の人間に「なんだかんだでこいつこそがセンターだ」と信頼されているからであり、加えて重岡くん側にもそれらの期待を背負って立てるだけの度量があったからこそ、重岡くんは今までセンターとして立ち続けてきたのだと感じました。大きな荷物を背負ったまま脇目もふらず後先考えずに走り出してしまう小学生のような勢いのよさ、“センター”という枠に縛られない奔放さ等々、目に余る言動もあるけれど、それも許容してくれる周囲のあたたかさが重岡くんを気負いすぎない唯一無二のセンターに仕立て上げてくれたのだと思うと、優しくて穏やかな気持ちが泉のようにこんこんと湧き上がってきます。

 いちばん近いところで見ている人たちがセンターだって言ってくれるなら、誰が何と言おうとも重岡大毅ジャニーズWESTの圧倒的センターでしかない。昔のセンターっぽさのある重岡くんは懐かしさも相まっていいなあと思うけど、どこに行っちゃうか分からないくらいにクセのある今の重岡くんの方が個人的には好きなので、このままどこにでも行ってしまえよという寛大さで、トップスピードで走り去ってゆく重岡くんの背中を見守りたい所存です。

以上、重岡くんとそれを見守る周りの人たちが好きだなという話でした。兄組の視点から語られる“ジャニーズWESTのセンター重岡大毅”の話もいつか聞いてみたいです。