関ジャニ∞『言ったじゃないか』をここ最近聴きたくなっているので、毎日通勤のお供にしている。というか、元々エイトの曲の中ではかなり好きな部類。
2年前のこの時期、元担当錦戸さん主演の『ごめんね青春!』主題歌として発売した。その一年後に重岡担となったわたしは、元担当と現担当が共演する奇跡のドラマを見ないことがあろうかいや見ると義務感に駆られ、2日間かけて『ごめんね青春』全話を視聴した。そして今年、この曲を求めているというのは、どこか運命的なものを感じる。わたしの10月のテーマソングはいつの間にか『言ったじゃないか』になってしまったのかもしれない。他の月にテーマソングなんてないんだけど。オタクはいつだって都合のいいように解釈しちゃう生き物。
本当のことが知りたいの(神さま)
本当のことなんか知りたくはないの
本当のことを言ってよ(仏さま)
本当のことなんか聞きたくはないよ
この曲は何と言ってもサビの与える印象がめちゃくちゃ強い。ガツンと一度響いたら、なかなか頭から離れない。ドラマとの兼ね合いもあり、曲中では片思い中の男性の惨めさやもどかしさを叫んでいるというシチュエーションと解釈することが出来るけど、実はこのフレーズって日常生活の色んな場面で言いたくなる。現にわたしも最近とある事情で、本当のことを聞くことが出来ないと分かっている人に、心の中で「本当のことが知りたいの」って心の中で問いかけている。
あとこの歌は、関ジャニ∞の歌だけど実質は錦戸さんの歌だと思っている。この曲がふいに頭の中に流れてくる時は、錦戸さんのハスキーまじりな声がぐわんぐわん響くし、困り眉で情けない表情の錦戸さんが浮かぶ。
「言ったじゃないか」
何より錦戸さんの最初の一言で、ずっとずっと錦戸さんを見ていた過去の自分に引き戻されてしまう。だからこの曲は、わたしにとって錦戸さんの曲。自分と錦戸さんをつなぐ線が一気に結ばれる曲なのだ。だから空気が冷たくなり始める10月、人恋しくなって思い出に浸りたくなった時に、一見場違いに思える『言ったじゃないか』を聴きたくなるのかもしれない。