ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

横尾さんのことしか書いていない舞祭組ツアー雑感あれこれ

 

1月に大阪からスタートした舞祭組のファーストコンサートツアー『舞祭組村のわっと!驚く!第1笑』が今週水曜に福岡で無事終わりを迎えた。このタイミングで、ツアーの横尾さんに関する話をめいっぱいしたいと思う。コンサートそのものについてや他のメンバーについて等、色んなことを話せそうだけど、単純に担当のことだけずーっと話したい気分だから、そうする。

 

 

まずは始まりの挨拶。宮田さん、二階堂さん、千賀さんと来て、最後が横尾さんの番だった。たとえ宮田さんがみんなに認められるリーダーでも、二階堂さんがどれだけ舞祭組を愛していても、千賀さんが有能すぎるパフォーマーだとしても、舞祭組の中では最年長の師匠こと横尾さんが挨拶を締めるのだなあと、それだけで感慨深かった。まあ、まだこの時点で音楽すら流れていないんだけど。どうしても滑舌や声色の都合で他の3人の方が言葉はズバッと胸に届くんだけど、「これが終われば、幕が上がって、曲が始まる、!」という気持ちの高鳴りを自担がもたらしてくれるという事実が幸福だった。

そして1曲目の『ぶっさっさー』。アルバム発売時点で既に「わったったー!」\わったったー!/のC&Rをしたくてしたくてたまらなくて、その思いをこの2ヶ月間で存分に発散させてきた。自担の名前(あだ名だけど)を曲中で叫べるという幸せ。自担の名前をその場にいる観客全員が呼んでいるという幸せ。この時にアルバム『舞祭組の、わっ!』特典のMVメドレーでもやっている、手を包丁とまな板に見立てた仕草と一緒に、ほっぺをぷくーって膨らませていることが多かったんだけど、横尾さんのかわいい路線の顔の定番ながら、やられる度に「かわいいいいいいい!!!」となっていた。かわいいよね、ぷくわた。
あとは千賀さんと向かい合って腕をクロスさせる「ガッテンだ!」「承知の助さ!」もよかった。歌詞に合った勇ましい顔つきをしながらも微笑みあう二人……根本的なかわいさが隠しきれていない二人……。

『棚からぼたもち』は、何と言ってもソロ。音が合えば「初っ端から調子いいぞ!」となるし、ハズし気味でも「初期を思い出す……今ではすっかり歌がうまくなって……」となる。どう転んでもポジティブな気持ちしか湧かなかった。
アンコールではメンバーが率先して「♪みんなが大好き」\オオ~~~~/「♪力になりたい」\オオ~~~~/と合いの手を入れてきて、こちとら負けてられっか!!!!と必死にオオ~~~~~と叫んでいた。そしてメンバーと会場から思い切り持ち上げられた横尾さんが、いつからかソロ終わりに放つようになった謎のシャウト。「イェーーーーーー」とか「イェイイェイイェイイェイ」とか言い方は日によって違ったけど、喉ちぎれんじゃないかなってくらい気合を入れてたのは毎回共通していた。一番間近であんな横尾さん見たら、そりゃメンバーは笑うしかないだろう。そしてその光景を見て感涙するオタク……あんなにあったかぽかぽかな空間ないだろ!って。横尾さんがあの場にいる全員から愛されているような気持ちになれて、最高の瞬間だった。

一度ステージが暗転し、千賀さんと二階堂さんがそれぞれスポットライトの下でダンス。「えっこの流れで横尾さん何するの……」と思っていると、ローラースケートを履いてスーって下手から登場する横尾さん。何度見ても最初に「足なっが!!!」となるしそのまま見ていても「足がなげえ……スタイルがよい……」となる。同時に「舞祭組の中だと誰よりも長く履いてきたローラー履いてソロで登場するんか……ウッウッ」と嗚咽混じりの涙を流しそうになるほど感慨深くもなる。横尾さんがステージ上に一人で立っている時間は短いにも関わらず感情がせわしなかった。

そしてMVメドレーと同様にローラーを履き新体操のリボンを持った4人が揃って『ちんとんしゃん』ツイッターで似たような話をしている人を見たことがあるけど、新体操のリボンを下手にぽいっと投げるだけの様が何故か目を疑うほど美しく感じられる。なんだったんだろうあれは。リボンを下から上に投げる横尾さんの長い腕が描く曲線と、手から離れたリボンが舞台袖に消えるまでに描かれる曲線の美しさ。曲線美の連続。あの1秒あるかないかの瞬間をコマ送りしたい。そう、つまるところ一刻も早い映像化を希望しています(どさくさに紛れて)。

『友達申請』は、MVメドレーの時点で既にそうだったけど、横尾さんがべったべたにかわいい。いつものグレースーツを着ているはずなのに横尾さんの対象年齢が一気に20歳か30歳くらい下がって幼児向けコンテンツ化するヤバい曲だった。自分の甥っ子姪っ子に見せる顔ってこんな感じなのかしら……?とうっかり想像すらしてしまう。変な話、横尾さんの滑舌の悪さが活かされている曲だと思う。「♪人見知りもお尻合い」がいちばんべったべたしていてかわいい。あと、ツアーのMCでたまに指摘されていた「♪みんなでパパパパ~ン!」の宮田さんの尻の割れ目をぬるっとなぞるように触った後、宮田さんにいたずらっぽく笑っていて、横尾さんのお茶目な部分が存分に表れていた。この曲は横尾さんを幼児化させてしまう魔法の曲なのかもしれない。

『恋愛心経』は、何と言っても西方面の言葉が似合いすぎな件について。オラオラした語調の強い言葉が眉間に皺をよせた強面の顔面に似合いすぎていて、何なんじゃワレェ……となる。「ぶち好きじゃ」「じゃけぇ」ってセリフを当ててくれてありがとう。毎回会場でヒェッとなり新鮮に胸を射抜かれときめいていた。

そして横尾さんがメインとなった曲である『トロになりたい』。まさか、マグロ解体ショーでしか聞けない口上を、ジャニーズのライブ会場で聞けると思います?思わないですよね?でも聞けちゃったんです。

全国で8人しかいない一級マグロ解体師の資格を持つジャニーズ横尾渉がいるコンサートでは、聞けちゃったんですよ口上が!!!!!

しかも大漁旗まで用意されている!マジかよ!キスマイレージで練習していたアレじゃん!木村師匠に叱られていたアレじゃん!

初めて見た時、感激で胸が打ち震えた。あと赤身の視点からトロになりたいと嘆く泣きの演技が魂込められすぎていて、泣くんじゃないよアンタぁと声をかけながらそっと肩を抱いてあげたくなるほどだった。

『てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ ~だれのケツ~』は「♪ぴろぴろばにたんすーりすり」の宮田さんとの掛け合いが、ツアーが進むごとにどんどん微笑ましくなっていって、横尾渉イッツソーキュートって感じだった。横尾さんをどんどん開放的にさせていく宮田さんの力って本当にすごいと思う。

『ブサイク魂』に入る前のMCと目安箱コーナー。誰よりもメンバーが驚いていたのかもしれないけど、ほんっっっっとに横尾さんが楽しそうにしていた。キスマイのMCでは一歩離れた位置ですっと立って話の輪を見守っていることが多い横尾さんが、適切なタイミングで主体的に話に入り、軽やかに飛んで跳ねて笑っていた。自分の立ち位置を自分で決めて動くのも大事だけど、もっとあなたが思うようにやっちゃっても大丈夫、大丈夫なんだよ、と誰目線だよという感じで思っていた。舞祭組の空気感だからできたことかもしれないけど、こういう風に話したり動いたりしたいという欲求がある人なんだ、と思った。発見と驚きの連続だった。

『俺とヒーロー』は千賀さんを見守るような優しい目が印象的だった。ピアノの準備中にたまに千賀さんにちょっかいかけることもあったなあ、千賀さんとのやり取りは何をしても微笑ましい。

バンドスタイルで臨んだ『やっちゃった!!』『最幸LOVE!』。この時の横尾さんを一言で表現するなら、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、という感じ。いや、座ってないんだけど。ギターを携えた横尾さんの立ち姿が如何によかったかを上手く形容する言葉がぱっと思いつかない。全然こなれた感じはないんだけど、間違えないように一生懸命なのが表情からすぐに見て取れるんだけど、重量感を感じさせる真っ黒なエレキギターと共にステージに立つ横尾さんはそれだけで十分に価値があった。最初のギターソロでぎゅわんぎゅわん弦を鳴らして出てきた時は、正直「誰が弾いてるのこれ?」って気持ちにすらなった。一生懸命ギターをぎゅわんぎゅわんいわせてる横尾さん、アツかった。

フリースタイルラップバトルからの『like a Mt.Fuji ~勝利のドラゴン~』。ラップバトル、全然バトルじゃなかった。圧倒的スーパーほほえみ空間。この瞬間世界でいちばん平和な場所ってここなのでは?と思うくらいの平和さ。あえて言うなら、横尾さんvs千賀さんの構図ではじめにバトルしている時くらいはバトル感はあったかな。あとはお戯れタイム。
『like a Mt. Fuji ~勝利のドラゴン~』は横尾さんソロの「♪掴め」が驚くほどきれいな声の伸びで、横尾さんのソロの中でいちばん聴いていてびっくりした。歌下手じゃないどころかむしろ声質との親和性が高くていい感じ!横尾さんイケてるよ!と素直に思った。

『春夏秋冬、漢歌』は、MVメドレーの時点で既に相当惚れ込んでいたけど、乱れた髪で舞い踊る横尾さんが圧倒的美の化身。額が出るように分けていたりオールバック風にしていたりした髪が、この曲では必ずセットが乱れて一筋の髪の束がはらりと顔にかかっていた。全体的に明るくすっきりとした空気感のライブだったけど、この時の横尾さんの周辺の空気だけは妙な色気が漂っていた。4月放送開始予定のドラマ仕様の短髪になったことで顔にかかるほどの髪がなくなってしまい、この曲の時だけは「今だけ!今だけでいいから髪伸びてください~~~~」と心の中で嘆いていた。

そして『Fire&Lightning』。この曲については多数のオタクがそれぞれ何かしらを褒めていると思われるけど、個人の意見としてこれだけは言いたい。白衣装最高。横尾さんにフードつきの半袖衣装を与えた人間天才。何を語ろうとしても結局これ。これが遺言でもいい。あと、サビに入ると横尾さんが全人類を食い尽くしそうな悪魔的な表情をしていて、そんな表情どこで覚えてきたんですかと言いたくなった。英語を発音する上での口元の動きも少し関係していると思う。一度その表情にハッとさせられてからは、とにかくその顔を見ねばと血眼になっていた。この曲一曲にチケット代全額払っても惜しくない。

 『BODY&SOUL ~全身全霊~』はマッスルゲームで横尾さんが勝つのを一度でも目にしたかったけど、残念ながらその夢は叶わず。しかし各公演のレポを見ると驚くほど横尾さんが勝てていなくていっそ面白くなったのでどうでもよくなった。全21公演中3回しか勝っていないらしい。4人ともガチの戦いをしていたのだろう。正直、裸にそこまでキャーとならないオタクなので感想がドライになってしまった。ごめんなさい。

『道しるべ』は、まず黒スーツにワインレッドのスカーフのようなネクタイ*1という衣装、横尾さんのために用意されたのかと思うほどだった。4人の中であの衣装が一番似合ってると思う。グレーだと庶民的な匂いがするのに黒になった途端「どこかの高貴なお方ですか……もしくはちょっと裏社会の方……?」となるスーツの不思議。スーツ奥深い。
そして一年ちょっと前の合宿で「歌割り変えよー、歌割り変えよー」と言っていた落ちサビ。どこかのタイミングでこっそり生まれ変わったんですか?と言いたくなるくらい堂々した歌いっぷりだった。真っ直ぐ前を見つめ穏やかな笑みをたたえて歌う自担に只々感無量。たとえ音をはずしても全然はずしたような顔をしないのもよかった。『道しるべ』発売当初は落ちサビについて、「音をはずしても一生懸命さが伝わることが大事」という考えが強かったけど、もうその段階は越えていた。本当に歌が上手くなっている。横尾さん、めちゃくちゃ歌が上手くなってるよ。

 

 

感情に任せた文章って全然得意じゃなくて、実際今こうして書いてみてやっぱり得意じゃなかった……って思ってるけど、えいやという気持ちでそのまま残しておきます。ちなみに感情になるべく頼らないようにしているレポはこちらにまとめています。

およそ一年前、思いがけないタイミングで出会ってしまって、本当によかった。2か月間、素敵な時間をありがとうございました。

 

 

 

*1:調べて初めて知ったがアスコットタイというらしい。参考:https://www.ozie.co.jp/base/ascot-tie.html