ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

KAT-TUNのライブに初参戦した他G担の話―『KAT-TUN LIVE 2018 UNION』―

 

2018年4月22日、KAT-TUN LIVE 2018 UNION』に行ってきた。You&J全盛期の時代を生きていたオタク(2003-2010:錦戸担)なので、当時から曲だけは聴いていたものの、これが自分にとって初めてのKAT-TUNコンだった。ちなみに3人の中では上田さん推しです。

「特効がとにかくスゴイ」「MCが小学生レベル」など、なんだかヤバそうな事前情報を耳にしつつ、予習という名目で単純に見たいと思った映像作品*1をいくつか視聴し、その日を迎えた。

 

コンサート全体を通しての感想

まず事前に仕入れていた「特効」と「MC」の話から。端的に言うとどちらも事前情報の正しさをこの目で確認できました。

特効については、「物足りない」と話しているハイフンの方も散見されましたが、他グループ担からすれば全然物足りなくなかったです。おそらくハイフンの方たちは、煙がもうもうとするくらいの花火やびっしゃびしゃになるくらい大量の水が使われているのを見てきたからだと思いますが、炎と花火を同時に使う演出すら、わたしは肉眼で初めて見た気がします(『Ask Yourself』で炎が垂直にボッと出ると同時に花火が斜めにシュッて飛ぶ演出にいたく感動したし、2曲目の『Real Face #2』の炎と花火は祝祭の如し)。

MCは、とにかくテンションが高い!テンポも速い!話題が唐突に切り替わる!そして長い!

3人で話すときは、ある時は亀梨上田に中丸がイジられ、またある時はボケる亀梨上田を中丸が制する、という基本構造が成り立っていると思うんですが、中丸さんの職人技のような真顔ツッコミが切れ味良すぎました。ボケにツッコんでいるというか、ボケをさばいている感じ。

ボケの角度も予測不能で、昨晩は中丸さんが上田さんにツッコんでいる時に亀梨さんが全然別のボケ方をしたり、上田さんが「全然話関係ないんだけど」と切り出して今朝犬のウンコを踏んだ話をいきなり始めたりと、大いに戸惑いました。お疲れさまです、と中丸さんに言いたくなった。

それ以外の点で言うと、今回ジュニア時代に歌っていた曲から最新曲まであらゆる時期の曲を盛り込んだセトリだったけど、どの曲を歌ってもまったく「不足」を感じなくて、しっかり3人の曲として歌い上げることができていることに感心しました。例えば、今回のセトリに入っていた『I LIKE IT』は「赤西さんの曲」というイメージが頭の中になんとなくあったんですが(多分歌いだしの印象が強いからだと思う)、昨晩の『I LIKE IT』に赤西さんの声を加えたいとは1ミリも思わなかった(分かりにくい表現ですみません)。

それだけKAT-TUNは個々の歌唱力が高いグループだったんだと、改めて気づかされました。高音とかハモりとか、本当にきれい。トリプルアンコールで『Will Be All Light』の出だしをアカペラで歌い始めた時は胸が震えました。

 

亀梨さん

おそらく多くの人の「神さま」になれる器を持つ人なのに、エロい表情をしたかと思えばきゃはきゃは笑うしとんでもないボケ方もするし、とにかく引き出しが無限にあって、一秒たりとも目が離せなくなる理由が容易に理解できる人だと思いました。

上田さん

『愛のコマンド』で両手に持った銃をぶっ放した後に東京ドームを2輪で走り回るという血湧き肉踊るような最高の演出を見せていましたが、きっと根はまじめでかわいい人なんだろうなと思いました。パンフレットで、充電期間中に自分の素をもっと出した方が面白いと言われて素直に受け入れ活かしている話をしていて、いいな、と思った。笑顔は昔から変わらず天使のようですし。

中丸さん

実は今回一番印象が変わった人。ツッコミのセンスが良いと上述したけど、それ以外にも歌や踊りや創作物など、あらゆるセンスの良さを都度感じていました。

あと超個人的な体験ですが、『LIPS』でリフターに乗っている中丸さんをたまたま見ていたら、他のメンバーのパートを口ずさみながら左右に揺れていただけなのに、とんでもなくエロく見えてしまって、余りの衝撃に目を見開いて凝視してしまった……。

 

KAT-TUNとハイフン

「色々あった(ありすぎた)」と形容されて然るべきグループなのに悲壮感を漂わせないところがとても好もしい。公演が終わってから見た、録画していた少クラプレミアムでも、亀梨さんが「(脱退の事実抜きで歌などで)シンプルに勝負したい」と話していて、目指すところと実際の見え方の辻褄が合っていると感じました。

亀梨さんは冒頭の挨拶で「伝説作ろう」とファンを煽り、中丸さんはダブルアンコールで「またすぐ会えます。KAT-TUNは永遠ですから」と淡々と話し、上田さんは「これからもよろしくなー!」と満面の笑みで客席に言い放っていた。3人の、KAT-TUNというグループそのもの、そしてファンに対する信頼度の高さを感じました。三本の矢を束ねるのがハイフンの人たちなのだと。

それにしても、ハイフンの人たちは歓声やレスポンスが闘争心に満ちていて、KAT-TUNに飼い慣らされているとこうなるのか、と度々圧倒されました(褒めてます)。だんだんとドームがコロシアムに見えてきたのはここだけの秘密です(繰り返しになりますが褒めてます)。

  

どうか再出航を果たしたKAT-TUNとハイフンの皆さまの今後の旅路が良きものになりますよう。

 

 

 

Ask Yourself(通常盤)

Ask Yourself(通常盤)

 

 

*1:quarterコンDVDと、こちらのブログを参考にして上田くんが気になる方向けの作品を二つ購入した。全部買ってよかったです。

充電期間中に学ぶ!KAT-TUN入門のススメ。 - 軽率は力なり