ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

走り、舞い、まだ見ぬ誰かの道しるべとなれ―舞祭組『日本縦断「道しるべ」の旅』(札幌)に参加して―

2017年1月7日、『舞祭組お正月キャンペーン ~日本縦断「道しるべ」の旅~』札幌での公開録音&ハイタッチ会に参加してきました。他グループ担ですが初めて目にした舞祭組メンバーに色んな気持ちを呼び起こされ、胸がいっぱいになって帰ってきました。

公開録音&ハイタッチ会に参加するまで

本キャンペーンが北海道でも開催されることは発表時点から分かっていたので、avexが舞祭組オリコン1位獲得のために本気出してきたとにわかに騒がれていたこともあり、ランキングに貢献できるのならせっかくの機会だし行ってみたいと考えていました。“どこへ行くかは、当日の発表とさせて頂きます。”という公式サイトの記載から、毎日0時を回った頃に会場を確認しており、1月7日も例に漏れずそのようにしていました。そこで7日が仙台だと把握し、8日には北海道に来るかなあと呑気に考えていたら、まさかの札幌追加発表!どうしてこんな不意打ちなのー!と一瞬考えましたが、そうか冬の交通事情か……と12月に関ジャニ∞ジャニーズWESTのコンサートで散々飛行機に悩み苦しんだことを思い出し、すぐに合点がいきました。

いざサッポロファクトリー

上述したように油断していたためかなり出遅れましたが、「ハイタッチ券、まだあるよ!」というツイッターの検索結果を信じて会場へ。

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間に合った!よかった~~~!!!

わたしが着いた時点で公録開始2時間前くらいだったのですが、その後もハイタッチ券の配布は続いていた様子。さすがに優先エリア整理券はありませんでした。

公開録音

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会場は開始30分前の17時でこのような感じ。この後ショッピングモールの吹き抜けの最下階(地下1階に相当)に舞祭組メンバーが登壇し、公開録音を兼ねたトーク、そして舞祭組メドレー(『棚からぼたもち』→『道しるべ』)の披露、最後に一人ずつ挨拶、という流れで進行しました。1階から3階までもステージが見える場所にはハイタッチ券の有無によらず、公録を聞く人がびっしり、という状況でした。計1時間弱で終了。

わたしはのんびり聞ければいいかなということで2階のステージから離れた位置にいましたが、悲しいことにマイクの音が響きすぎてしまい、正直トークは聞きづらかったです。ボケとツッコミの応酬などで4人が一度に喋っていると声が重なってしまい、誰が何を話しているのか分からなかった。そのため、トークの内容はぽつぽつとしか記憶していません。とは言え、ショッピングモールの一角なのでそこに不満を言っても仕方ないし、内容は分からなくても楽しそうにトークを繰り広げていることが見て取れるだけで個人的には満足でした。

かろうじて聞き取れた中で最も印象的だったのは、宮田くんの締めの挨拶。今回の曲がバラードであることを受けて、「でも、舞祭組のことを見かけたら、笑ってやって下さい。皆さんには笑ってもらいたいです。」というニュアンスの挨拶をしていました。他グループ担ながら、この挨拶が本当にたまらなかったです。明るいショッピングモールの片隅で涙しそうになりました。

ハイタッチ会

公録後のハイタッチ会は下の階にいた人たちから順番に。吹き抜けなので大勢のスタッフによってさばかれていくファンが舞祭組メンバーとハイタッチしている様子は、場所によっては上階から見ることができました。周りの10代くらいの女の子たちがその様子を見てきゃあきゃあ声を上げたり、メンバーにどう声をかけようかと相談し合ったりするのを眺めながら、列を作ってしばし待機。1階~3階の参加者が並ぶ待機列が動き始める頃には大分時間が経っており、スタッフの方も「時間が押している」と言っていました。

いざ自分の番が近づきメンバーが見える場所に行くと、あくまで個人的な印象ですが、メンバーの表情からは疲労の色が伺えました。沖縄から始まった移動続きの毎日で、この日だけでも仙台から札幌に移動していることを考えれば当然のことだと思いました。

それでも、一番身を乗り出し一人一人と目を合わせようと目線の高さを合わせていた千賀くん。興奮気味のファンを気遣ってか「大丈夫、大丈夫だよー」と呼びかけながらハイタッチしていた二階堂くん宮田くんとはちょうど前の人から自分へ視線が移る間際にハイタッチしたため、きちんと目を合わせられませんでした。残念。でもそれだけ前の人としっかり関わっていたとも言えます。

そして喉が不調そうだったので「喉、休めて下さい」と声をかけたところ、静かに頷いてくれた横尾さん。他のメンバーはすれ違うようにハイタッチしたのですが、最後の一人ということもあり横尾さんとだけはきちんと向き合って声をかけることができたので、眼前に立つ横尾さんに「ふ、普通に大きい男の人だ……でも雑誌とかテレビとかのままだ……」となりました。

行ってよかったー!

トークと歌でひとしきり楽しませたと思えば最後の挨拶で真面目に締め、疲労の色を見せながらも4人の4通りの対応をしてくれたハイタッチ会、他グループ担ではありますが大満足でした。強行日程で全国を回っている舞祭組の念願であるオリコン1位が叶うこと、そして今回の旅を終えた舞祭組のメンバーがゆっくり休む時間を取れることを心から願っています。

でも、願うだけじゃ叶わないんだよ

公録&ハイタッチ会から帰宅して購入した通常盤のブックレットを開いたところ、そこに写る丸眼鏡の横尾さんがツボをつきまくってきたということも相まって、昨日の興奮が冷めないうちに買ってきました。ドン!

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初回Bだけだけど!ポスターもついてきちゃったよ!札幌大通りのタワレコでは初回も通常もポスター付きで残っていたので、わたしのように他グループ担でハイタッチ会に参加した人は、せっかくだから買ってみてはいかがでしょうか。

 

過去を吹き飛ばすサムライの太刀―『なにわ侍ハローTOKYO!!』感想―

明けましておめでとうございます。世界の端っこにあるようなブログを読んでいただけることに感謝しながら、2017年も書かないとどうにもできない思いをここで発散していきたい所存です。

この3日間ほど、正月休みを利用して“ジャニーズWESTの過去を巡る旅”に出ていました。というのは、2015年秋ごろから本格的にジャニーズWESTに興味を持ち始めたため、わたしはそれ以前の音源や映像作品についてリアルタイムで触れることが出来ていません。その期間を埋めるべく過去を遡っていこうというのが今回の旅、つまり端的に言えば過去映像の履修に明け暮れていました。と言いつつも結局、消化できたのはシングル特典映像3本とDVD1本だったのですが、その中の『なにわ侍ハローTOKYO!!』の感想だけは早いうちに書き残しておこうと思ったので、本日よりアリーナツアーが始まるというのに時期外れも大概ですがご容赦下さい。

しんどい

DVDを再生し始めて程なくして早々に悟りました、「この舞台、見るのがとてもしんどいぞ」と。そもそも、ジャニーズWESTがデビューするまでの道のりを基に作られた舞台ということで、これはどこかしらで気持ちが沈むのではという考えからこれまで視聴を避けていたところはあり想定内のことではあったのですが、それでもしんどかったです。

ジュニア時代のジャニーズWESTのメンバーについてはインターネットを渡り歩くことくらいでしか知り得ないし、デビュー前から応援していたファンの皆さんの気持ちは分からない。それでも、『なにわ侍ハローTOKYO!!』を見ていると、デビュー後の彼らだけを見ているということにどこかしら後ろめたさを感じなければいけないのでは、という圧迫感を覚えそうになりました。甘い蜜だけを吸って許されていいものか、陰陽の陽の部分だけに目を向けていいものか、と。物語自体はハッピーエンドで希望に満ちているのに、あの舞台の裏に様々な暗いものを隠しこんでいるようで、この舞台を実際に観劇した人たちの気持ちを考えると胸がぎゅっと苦しくなりました。

もう一つのしんどさの理由

デビュー前のことを現在進行形で把握していなかった後ろめたさや、当時のファンのつらさへの共鳴というのもしんどい原因なのですが、この舞台を見てしんどくなってしまうもう一つの理由は、この舞台があくまで現実の話を基にした“フィクション”として創作されているからだと思います。どこまでが現実でどこからがフィクションなのかが分かり難い。勿論明らかに創作された部分はあり、例えば登場人物の設定が代表的です。名前は本人たちと同じですが、一場のタイトルがオーディションを銘打たれているように、7人はデビューメンバーを決めるためのオーディションの場に初めて居合わせており(重岡・神山は旧知の仲という設定ですが)、古くから一緒にやってきた仲間たちではありません。一方、当時ジャニーズWEST4として名付けられデビューする予定だった4人は舞台上でもデビューメンバーとして選出され、それ以外の3人はデビュー出来ないというのは現実通り。
このように最初から事実とフィクションが混じり合って始まった舞台は、その後の展開を「これは現実に起きたこと?それとも舞台オリジナル?」といちいち考えさせてきました。これが現実に彼らの身に起こっていたら嫌だなと思う場面が、もしかしたら事実かもしれない。そのような一抹の不安を常に抱えながら見ることが、しんどさを一層強めました。

しんどさとエモさの表裏一体

しかし先に述べたように事実とフィクションが入り混じるということは、メンバーの舞台上での発言が現実に本人たちによって発せられた言葉(またはそれに似た言葉)である可能性もあるということ。つまり舞台上の感動的な言葉たちを、現実のものとして錯覚させることもできる。例えば一場や五場の重岡くんから神山くんに向けられた言葉がもし現実のものだとすると、かみしげクラスタのわたしは容易に撃墜させられますし、七場の淳太くんの一人語りも本当に淳太くんに似合うフレーズが並んでいて創作かどうかがよく分からなくなりました。
観客を不安にさせたと思えば期待も持たせてしまう、非常に心の動きが忙しい舞台でした。

今だからこそ安心して見られる舞台

散々ここまでしんどいしんどいと言ってきましたが、それでも『なにわ侍ハローTOKYO!!』を最後まで見ることが出来たのは、昨年クリスマスに開催されたジャニーズWEST初のドームコンサートで、本人たちが過去をまるっと抱え込みながらも目の前のことに向き合い、今はまだ夢とした表現できないような高みを目指していることを、自身の言動やコンサートの構成で表明してくれたことが大きいと思っています。本人たちがしんどがっていないことを、ファンがしんどがってどうする。

『なにわ侍ハローTOKYO!!』で最後に一人ずつ挨拶をする際、濵田くんがこのようなことを言っていました。

「私達は見守ることしか出来ないって言われるんですけど、それだけで僕たちは十分なんですね。一緒に、色んな所に皆さんを連れて行くんで、色んな景色を、これから見ていきましょう」

そして今ジャニーズWESTは、すでに濵田くんの言葉通りに色んな所へファンを導いている。デビューして3年に満たないながらも、これならもう大丈夫だ、安心して着いてゆこうと信じさせてくれる有言実行の頼もしい男の人たちです。

忘れることの出来ない過去があっても、そこにしがみつかないことは出来る。ジャニーズWESTには「デビューするまで色々あったかわいそうな子たち」という目で一切見られてほしくないので、色んな暗さを吹き飛ばす勢いでこれからも走っていってほしいと願うばかりです。

「知名度を上げたい」ってテレビで言っちゃう*1ジャニーズWESTを2017年も全力で応援するぞ!!!!!!!知名度上がれ!!!!!!!

 

 

 

 

以下、覚え書き用のDVD鑑賞メモです。

 

*1:CDTV年越しライブ2016→2017

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よいお年をありがとうございました

2016年も残り1日を切ったので、1年の振り返りと年末のご挨拶を。

2016年振り返り

ジャニオタに出戻ってから1年目の年でしたが、ありがたいことに以下の現場に入らせて頂きました。

  • 3月:ラキセコン×1
  • 8月:Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~×1
  • 12月:エイタメコン×1、24コン×2

3月のラキセコン新潟公演は、自分にとって初めてのジャニーズWESTのコンサートでした。申し込みが締め切られるくらいの時に本格的にジャニーズWESTに興味を持ち始めたので、勢いに任せ滑り込みで申し込んだ記憶があります。ツイッターを始めたばかりにも関わらず、ファンクラブがなくどこを経由して申し込みすればよいのか分からなかったわたしに、フォロワーさんが助け船を出してくださったことがとてもありがたかった。あと、ツイッターで声をかけた方と現場でお会いするというのを初めて経験して、これもジャニオタの醍醐味なのかなとうきうきしました。

12月のコンサートは記憶に新しいですが、まずいずれの公演も大雪の影響で死に物狂いで会場に入ったので、直前までの強い不安感がしんどかったです。

エイタメコンではこれまでくすぶらせていた錦戸担の血とどのように向き合うかということに、約6年ぶりに本人を目の当たりにしてようやく結論を出せました。重岡くんと同じ熱量を注げずとも、錦戸さんに引き寄せられてしまう自分を無理矢理押しこめることはしなくていいし、そもそも無理だなと諦めがつきました。

そしてつい一昨日記事を書いた24コンは、ジャニーズWESTサイコー!っていうあっけらかんとした気持ちよりも、ありがとうありがとうと繰り返し言いたくなるコンサートでした。このコンサートでファンの色んな気持ちを良い形で成仏させられたと思う。“感謝届けます”というタイトルは、ジャニーズWESTからファンへの一方向ではなく双方向のやりとりを表すものだと、会場で7色のペンライトの海に浸かりながら感じていました。

担当の重岡くんについては、出演映画2本が公開されたのがおめでたかった!映画雑誌にひとりで載る重岡くんを見て、勝手に誇らしい気持ちになっていました。どうしても『溺れるナイフ』の方に目がいきがちだけど、『殿、利息でござる!』で頂いた役も出番は少ないながらも良いポジションだったので、いい仕事持ってきてもらってありがとう……と映画館で手を合わせて拝みたくなりました。2017年も演技仕事入ってきてほしいなあ!重岡くんだけでなく、昨年秋クールの『サムライせんせい』を皮切りに2016年度冬クールまで誰かしらドラマに出ている(or出ることが決まっている)ジャニーズWEST、演技班の増員と活躍ぶりが目ざましくて素晴らしい。

おわりに

今年1年、ブログに足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。カウコンを見ながら平穏無事によい年を迎え、新たな素晴らしい1年がやってくることを願います。2015-2016カウコン2ショット企画で心の中の懐古厨がむくむくと目覚めてから1年間ずうっと淡く夢見ていた錦戸亮内博貴の2ショット、そもそも企画がないので今回は目にすることが出来ないかと思いますが、下記事の熱量は失われていないので亮内が並ぶ画を見る夢はまだまだ諦めない。無理でも祈る。同士募集中です。

僻地にあるブログですが、来年も一人でも多くの方に目を通していただければ幸いです。ツイッター@ab30_038もありますので、こちらで仲良くしていただけるともっと嬉しいです。それでは来年もよろしくお願いします!