ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

【感想】『シルエット』MV&メイキング

前回のジメジメしたしめっぽい自分語りを改めて見て、「どうしたんだ自分……?」となってしまいました。今はもう人生は素晴らしいと胸を張って言える。

そう、ジャニーズWEST6枚目のシングル『人生は素晴らしい』が満を持してめでたく発売となりました!

『人生は素晴らしい』はアニメ『逆転裁判』のオープニング、初回限定盤Aと通常盤に収録されている『Mr. Summer WEST』は31アイスクリームのCMソングとして、お茶の間にも流れる機会の多かった曲。加えて、初回限定盤Bにはファン投票で収録の決まった『シルエット』がMVとメイキング付きで収録されている。全種類揃えることで、デビューから2年が経ち着実に活動の場を増やしていることがタイアップ曲から実感でき、かつデビュー前に歌っていた思い出深い曲で一層感極まってしまうという、なんとも豪華な内容となっている。

以下、『シルエット』のMVとメイキングの感想を少し。

去年からジャニーズWESTを応援している新規のわたしですらMVを見て涙が出そうになったので、Jr.時代からずっと見守り続けている皆さんはどんな思いでこの曲を聴きMVを見たのかと考えるだけで胸がぎゅっとなった。音源化されてよかったですねと言っていいのかどうかも分からないようなぺーぺーで、本当にごめんなさい。

MVのコンセプトも相まって最初からしっとりした気分になったけど、大サビは特に印象深い。

君と見る新しい景色を 見つけにいこう
いつもより ちょっとだけでいい 遠回りしよう

前半を重岡・神山・藤井・小瀧の7WEST組が、後半を中間・濱田・桐山の年長組が歌っている。7WEST組を見て「この人たちに付いていけば間違いなく新しい景色が見られそうだ」と確信めいた希望が湧き、年長組を見て「ちょっとどころか長い間遠回りしてきただろうに……」とノスタルジックな気分になった。

この歌割りは、昨年見た少クラ(2015年11月11日放送)とは違っていた。前半を中間・桐山・藤井・小瀧、後半を濱田・重岡・神山が歌っている。何かを意図して変えたのだろうか?と疑問を抱いても真意は分からないが、個人的には今回の歌割りの方がファンの胸に刺さりやすいだろうと思った。ただ、大サビに続く「街の灯りが照らす~」が照史くんになっていたことにはしっくり来なかった。確かにソロ映えする声ののびやかさなんだけど、昨年の少クラ同様、センターを担う重岡くんのままであってほしかったなあと残念な気持ちもある。

メイキングは、全員でわちゃわちゃしてるのに癒されるのは勿論だけど、写真を撮り合う時にメンバーが一対一になった時の雰囲気を見られたのが良かった。一対一の絡みを映像として見られることって案外少ないのではないかと思う。そうでもない?

MV最後のお洒落なスーツ姿、みんないい顔してるんだけど、やっぱり担当が一番だなって確信を持って言いたくなったので、まだまだ応援していくぞーって元気になりました。『人生は素晴らしい』MV&メイキングの感想は次回書き残そうと思います。

 

 

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(なぐり書きメモ)

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人生は素晴らしいらしい

 

「重岡くんになりたい。」

何故か今日は一日中、その言葉がずっと脳内で繰り返し響いていた。芦屋こみねさん (id:ashiyakomine) のブログを読んだ影響が大きいかもしれない。あと、こみねさんつながりで、昨年12月の『生まれ変わったら中島健人になりたい』というブログタイトルが個人的に強烈に胸に刻まれていたから、二つが化学反応を起こし続けていたんだと思う。

分かっているのだ。わたしは重岡くんになれないし、別になりたくもないということも。あんなに生きるエネルギーに満ち溢れた表情は自分には到底出来ない。どういう道を歩んできたら現在進行形であの表情が出来るんだろう。アイドルという職業と、重岡くん自身の人間性が絶妙にマッチした結果なのかな。そうだとしたら、アイドルって素敵な職業だ。つらいアピールをしている印象を持たれるのを好まないだろうから、裏側のくるしみとかつらさとかはできるだけこちらに見せないように頑張っているだろう。だから重岡くんの抱え込んでいるマイナスなあれこれなんて全然分からないけど、重岡くんにアイドルという職業を与えてくれた神様がいるなら例え軽率だとしてもお礼を言いたい。

個人的にちょっと最近もやもやしていたので、この三連休の歌番組できらっきらの重岡くんを見たら自分がみじめになってしまった。泣き言や言い訳ばかり言いたくなってしまって、同じ場所をうろうろしているわたしに、テレビ画面に映る重岡くんが「しっかりせえ!」って訴えてきているように思えた。

以前ここで「アイドルが神さまじゃなくなった」という話を書いた。

お金をかけてまで応援しようと思うモチベーションも、昔と今では違う。錦戸さんを好きだった時は、「わたしにとっての偶像として存在するために頑張って下さい」という個人的な事情も含めた上で応援していた。重岡くんを好きな現在は、彼の望む場所へ行くための後押しをしたくて応援している気持ちが強い。もちろん、アイドルの言動が自分にとってもプラスに働くことに越したことはないし実際に生活に潤いを与えてもらってはいるのだが、そこはあくまでおまけという感じ。

アイドルの意味がいつの間にか変わっていた話 - ごねんぶりにどめの

この記事を書いた当時と同じ気持ちは今でも持っている。もっと高くて見晴らしのいい美しい場所に行ってくれと切に願っている。重岡くんにとっての理想郷にたどり着いてほしい。でも今はそれだけじゃない。自分に返ってくるプラス面がおまけとは言い難くなった。自己と対峙できる人間になりたいという気持ちが、重岡くんの存在によって増幅されている感覚がある。「重岡くんが頑張っているからわたしも頑張ろう」というのとは似ているようでちょっと違っていて、重岡くんの存在そのものに頬をひっぱたかれているイメージ。ぶたれて初めて、しっかり立たなきゃって考えになる。頭で考えてから行動するのではなくて、殴られてからようやく頭で考えている。

またもや軽率に行ってしまうけど、重岡くんはすごいんですよ。知らなくていいことは知らないまま美しく終わればいいって思ってるから、何にも分かってないんだろうけど、重岡大毅すげえっていつも思ってる。鬱々していても、ジャニーズWESTのセンターでぱっと花開く重岡くんを見たら、『人生は素晴らしい』って思ってもいいかなって気になってくる。何の違和感も持たずにそう思ってしまうくらいに、わたしの目には重岡くんは内側からエネルギーが漏れ出てぴかーって全身が発光しているように見えているんだけど、他の人の目にはどう映っているんだろうか。ファンの欲目と言われても構わないけど。

誰が為のコンサート? ―『ジャニーズWEST 1st Tour パリピポ』BD感想―

(5月21日に書いた記事に追記しました)

2016年5月18日、ジャニーズWESTファンの皆さんが待ちに待ったパリピポコンのDVD/Blu-rayがめでたく発売となった。『ええじゃないか』でも『パリピポ』でもなく『青春ウォーーー!!』と共にセンターステージに登場したメンバーは、最後の公演を惜しむ隙を作らせないかの如く初めからトップスピード。きっとどの公演だって手を抜くことはなかっただろうけど、最後だと思うと一つ一つの笑顔にいちいち感慨深くなってしまうだろうと、まるで自分が客席にいるかのような気持ちになってしまって最初から泣けてきた。

わたしは昨年の秋頃からジャニーズWESTを追いかけ始めたため今更な感想になってしまうだろうけど、アルバム『パリピポ』の収録曲はコンサート映えするものが多かったのだと今回コンサート映像を見て感じた。『アカンLOVE~純情愛やで~』や『Mambo de WEST!』等のおフザケ曲も然り、『キミコイ』や『Toxic Love』等のきちんと歌い上げる曲も然り。正直なところ、これまではWESTさんの楽曲の中で『パリピポ』収録曲はどこかパッとしない印象を持っていたが、パフォーマンスが曲と一緒に頭に浮かぶようになっただけで全然違う曲になった気分だ。

特に好きな箇所を挙げるとすれば、『夢を抱きしめて』と『SCARS』。テンション爆上げからのカッコいいWESTさんたちの流れなので、単なるギャップ萌え的なものかもしれないし、この2曲を歌っている映像をわたしがほとんど見たことがなかったせいもあると思う。それでもわたしは声を大にして言いたい。

死んだ魚のような冷たい目をしてる重岡くん、大好物です!!!!!!!

あの目で殺されたいし、何ならそれよりもっと前の、Overture前映像のぴしっとキマった格好良い重岡くんに打ち抜かれたい人生だった。重岡くんだけじゃなくメンバー全員良かったのについ取り乱してしまった。反省。

重岡くん関連で感じたことを一つ。度々思うことではあるけど、今回改めてステージに立つ重岡くんは、誰よりも自分のためにアイドルをやっているように見えた。少なくともステージ上でのパフォーマンスからは、「こうすればお客さんに喜んでもらえる」という意識を優先させているように感じ取れない。それよりも「オレは今めちゃめちゃ楽しいぞ!」と体全体で表現することの方に重きを置いているように見える。

その理由は本編後に視聴したドキュメンタリー映像の本人の発言から明らかとなった。

昔は俺も、どうやったらいい風に見えるやろとか、どうやったらカッコよく見えるやろ、よく見えるやろってことばっかり考えてたんですけど……それいいかなってなんとなくこう、思い出して(=多分「思い始めて」の意)。今俺がやってることを突き詰めていけば、なんか新しい自分に出会えるんじゃないかと思って。

加えてコンサートについて「ライブ中は入り込みたい」「今この瞬間は生きてるなって感じられる」とも発言している。重岡くんにとってのコンサート、ひいてはアイドル業そのものが、楽しみながらも自らを高みへ導く場であるのだと、本人の言葉によって確信できた。そのように断言する今の重岡くんから放たれる輝きに間違いはないはず。アイドルのキラキラ感とはまた違う強烈な赤い炎のような光を信じている。

 

 

以下、感想メモ書き。

 

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