ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

【感想メモ】『少年たち Jail in the Sky』

ある時、ツイッターで知り合った重岡担の方に「重岡担なら『少年たち』を見てみるといいですよ!」とおすすめされ、同じ重岡担のアドバイスなら間違いあるまいと確信を持ち、舞台『少年たち Jail in the Sky』(2013年発売)を視聴した。映像化されている舞台『少年たち』には、この他に『少年たち 格子無き牢獄』(2011年発売)があるが、現在プレミア価格で販売されており気軽に手に入れられない値段だったため、ひとまず入手しやすい『少年たち Jail in the Sky』を購入するに至った。

ストーリーや流れを全く把握しないまま見始めたので、オープニングでいきなりダンスシーンから始まり、申し訳ないことに普通に戸惑ってしまった。おろおろしているうちに物語が始まったのでほっとした。ジャニーさんがジャニーズのために用意した舞台なので、ストーリー等細かいことはそこまで気にしなくてもいいのだろうか。(ジャニーズの舞台に臨む姿勢が正直よく分かっていないので、どなたかご教授いただければ幸いです……。)

重岡担なのでどの場面の重岡くんが印象に残っているかという話をすると、圧倒的に流星くん過去話(マツタケ泥棒)中の一発芸。ゆるいコントシーンからのにこにこ大天使ちゃん炸裂。思わず爆発しそうになった。よいしょって擬音がぴったりの壇上への上り方も、一発芸後のマツタケ(タケノコだったけど)掘り方講座も、とにかくかわいいしか言えなくて苦しかった(良い意味で)。あと戸塚くんとのブランコのシーンは切なくて印象的。

続いてショータイムの話を少し。後にジャニーズWESTとなる7人が歌う『LET'S GO WEST~K A N S A I !!~』は、スタンドマイクの影響か関ジャニ∞の『好きやねん、大阪。』を彷彿とさせた。前置きが面白いのか面白くないのか分からなくてざわざわした変な緊張感が湧き上がってきたけど、そういえば『好きやねん、大阪。』の間奏のコントも似たような気持ちで見ていたなあと当時を懐かしんだ。大阪発のジャニーズは曲中のコント的なやり取りを一度は通らなければならないしきたりなのだろうか。

ジャニーズWESTの話ではなくなるが、始めて見るABC-Zの演技、そして少年倶楽部で見るのとは一味違うダンスに素直に感心した。舞台観劇未経験かつABC-Zに明るいわけでもないので、偉そうなことを言っていいのか分からないが、身振り手振りの大きさや表情の作り方、声のハリ等が舞台向きに仕上がっている印象を受けた。ジャニーズWESTメンバーでは桐山くんや神山くん、濱田くん辺りが声や動きがのびやかで好もしく思えた。

以下、感想メモ。いつか『少年たち 格子無き牢獄』も手に入れたい所存。

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アイドルの意味がいつの間にか変わっていた話

以前このブログに書いたように、過去に錦戸担を7年やった後、空白期間(いっそ充電期間とでも呼べばいいのか)5年を経て現在重岡担となった。一時期は担降りどころかジャニーズから足が遠のいてしまったが、今も昔もジャニオタ楽しいなあって自信を持って言える。今さら言ってもどうしようもないが、ジャニーズWESTの結成前後の時期に当たる非ジャニオタ時代の5年間が本当に惜しまれる。まあ、新規は新規らしく新鮮な気持ちで今を楽しんでいきます。

さて、ジャニオタ楽しいと一言で言ってしまえはするが、錦戸担をしていた時と重岡担を名乗る今では、心境が少し異なっているように感じる。単純に担当どうこうというより、加齢や環境の変化等の個人的な背景に起因するところが大きいとは思うのだが、備忘録としてここに書き留めておくことにする。

錦戸担時代、わたしにとって錦戸さんは神さまだった。当時地方住みでコンサートに行くには都合の悪い環境にあったわたしは、「いつか錦戸さんに会う、そのために生きる」と事あるごとに唱えていた。ある時は心の中で、またある時はこっそりしたためていた日記の中で。わたしがよろけて倒れそうになっても踏み止まるためのおまじないに近いものだった。

現在の担当である重岡くんは、息子を見ているような気持ちにさせられることが多い。ちょっと危なっかしく思えることもあるけど、重岡くんが進みたい方向を目指して立ち向かってゆく様を、手放しで見守っている。錦戸担時代の熱量が取り戻せなくて違和感や罪悪感を覚えることもあったが、盲目的にならずそれなりの距離を保って関わることができるようになったとも言える。

つまり今のわたしにとって、アイドルは絶対的な力を持つ神々しい偶像ではなく、あくまで仕事としてアイドルを選んだだけの一人の青年となった。

お金をかけてまで応援しようと思うモチベーションも、昔と今では違う。錦戸さんを好きだった時は、「わたしにとっての偶像として存在するために頑張って下さい」という個人的な事情も含めた上で応援していた。重岡くんを好きな現在は、彼の望む場所へ行くための後押しをしたくて応援している気持ちが強い。もちろん、アイドルの言動が自分にとってもプラスに働くことに越したことはないし実際に生活に潤いを与えてもらってはいるのだが、そこはあくまでおまけという感じ。

こちらがエンジンをフル稼働してごうごうと心を燃やさなくても、アイドルの発する熱でじんわりぼかぼか温まるだけで、今は十分しあわせになれる。それだけのエネルギーを、重岡くんや彼のいるジャニーズWESTはしばらく絶やすはずはないだろうと信じている。そういえば、ラキセコンで『マ・ル・モ・ウ・ケ』を歌う際、観客に「盛り上がれんのか!?」と言わせ、ジャニーズWESTのメンバーが「俺ら次第や~!!!」と返す演出があった。こちらがあったまるかどうかは、ジャニーズWESTの熱量次第。丸投げするといえば聞こえは悪いかもしれないが、折角ならわたしはどっしり構えた大きい船に乗り込んで揺られたい。

バリ ハピ【通常盤】

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【感想メモ】『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』

 先日、『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ(通称ドリステ)』の舞台挨拶付き上映会に行ってきた(その感想もいずれ書きたい)。関ジュ映画初鑑賞だったわたしは、上映会終了後に「熱の冷めやらぬうちに過去の関ジュ映画も見なければ!」という思いに駆られた。そこでまずは第一作目に当たる『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』を視聴した。

全体の流れを見ると、正直ドリステの方が物語としてはきちんとしていた印象。太秦行進曲は、このシーンにかける時間が長すぎでは?とか話の展開が早すぎでは?とか、進行にちょっとした違和感を感じることがままあった。

2013年3月に公開された映画なので今から3、4年前に撮影が行われたことになるが、現在ジャニーズWESTのメンバーとして活動している出演者が総じて若く見える。特にツインタワーの二人から垢抜けなさを感じる。一方で、向井くんと浜中くんの顔を見てもそれほど月日の経過が感じられない。

一番印象深いシーンは、重岡くん演じる真人と桐山くん演じる輝之進が映画館で話すシーン。「映画見てた」と輝之進に返した時の真人の表情がキラキラのだいっきゃんスマイルで、未来に希望しか見出せないとでも言いたいような眩しい笑顔で、本当に素敵だった。映画公開当時、まだジャニーズWESTは存在していなかったわけで、リアルタイムであのシーンを見たら一層グッと来るものがあっただろうなあ、と当時の自分が重岡くんを知らなかった事実が悔しく思われた。

以下、感想メモ。そのうち2作目の『忍ジャニ参上!未来への戦い』も見たいと思います。

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関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲! [DVD]

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