ごねんぶりにどめの

時代を嘆くなって、言ったじゃないか!

担歴1年の横尾担が見てきた横尾さんの話

 

ツイッターの質問サービス「マシュマロ」で「『アイドルとしての』横尾渉の良さをたくさん教えてください」という質問が来た。

マシュマロには100字という字数制限があり、その中で回答することも一つの醍醐味だと思う。しかしこればかりは100字で回答できない!たくさんって言われちゃってるし!となったので、わたしの目からどのように見えているか、わたしにとってどのような良さを持つ人間として見えているかをここでお伝えしたいと思う。あえてあまり言葉をこねくり回さず、心の中の声が漏れ出た風に書くのでお見苦しいところも多々あると思うが、そんなに真剣に読まなくていいので適当に流してほしい。

 

顔が良い

まず第一にこれ。

わたしは顔を褒めて褒めて褒めまくりたくて、それを大々的に許されているのがアイドルを好きでいることのメリットの一つだと思っている人間です。

もちろん顔以外の魅力もあるけど、結局見た目が好きってかなり強いんですよね。パッと見ただけでぐっと人を惹きつけてしまう吸引力があるってすごくないですか。そんな顔面と出会えてしまった運命にマジ感謝。神様ありがとう。

横尾担になったきっかけも顔だった。2017年1月、興味本位で行ったハイタッチ会で購入した舞祭組道しるべ合宿通常盤のブックレットに載っていた写真に「えっ、なにこの丸眼鏡の横尾さん超ツボなんだけど」となった時が、横尾さんを「顔が好きな人」と認識した初めての瞬間だった。 

最近だと4月からのドラマ出演決定を機にブルーレイBOXを購入した『平成舞祭組男』(2014年10月19日-2015年1月4日放送)第9話で見られた横尾さんが完璧な造形をしていて腰を抜かすほどの衝撃を受けた。  

 

横尾さんの顔の良さは横から見た時に最もよく分かると思っている。個人的には顎からエラにかけてのラインが完璧だと思っていて、どんだけシュッとしてんだよ!頭おかしい!と見るたび思う。実際におかしいのはわたしの頭の方。

残念ながらわたしの世界の中でいちばん顔のカッコイイ人間としては、既に15年前から元担当の錦戸亮さんが君臨し続けているんですが、それにしても自分の中での横尾さんの顔面に対する評価のここ1年での伸び率は異常。というか横尾さんの顔がここ数年でぐんぐん良くなっている、というか打率が高くなっていると個人的には思っているんですけど、長年横尾さんを見続けてきた諸先輩方にとっては多分ずっと顔がいい人として見えているんだと思います。

いやもうせっかくだし顔の話を飽きるほどしたいからまだしますけど。

横尾さんの顔、コンディションの良し悪しが如実に表れるので、なんなのガチャなの!?ポテンシャルもっと活かそうよ!とぷんぷんしてしまうこともあるんですけど、そういうのも込みで楽しめるのが「好き」の魔力だと思う。魔法にかかっている人間に「脳内お花畑」とか言っても無駄なのでどうしようもないです。

むくみとか肌荒れとか、あと髪型もですけど、顔の造形は完璧なのにその他の理由により完成度が脅かされがちなのが横尾さんです。なんかディスりみたいになってしまったけど、今のわたしにはそれすら魅力に思える。

横尾担の人たちがそれでぎゃーすか騒ぎ合っているのも面白い。そしてみんな最終的にまあいっかとなるまでが一連の流れ。「なんでやねん!」「もうええわ」って、漫才みたいだ。

横尾さんに限らず、担当ってそういうものですよね。違ったらごめん。

 

スタイルの良さとがっちりした骨格、そしてパーツの美しさ

身長177センチの身長、それに見合ったすらりと伸びた手足。はい美しい~~~~~~超美しい~~~~~~~(拍手)。手の美しさは自分でもよく分かっているらしいことが昨年判明し、主張する機会を与えてくれてありがとう、企画万歳となりました(『PICK IT UP』特典映像KIS-MY-TV参照)。

顔はメイクでどうにかなっても身長だけは頑張ってそうそう伸びるもんじゃない。神からの贈り物。いくら食べても太れない体質故、脱ぐとほぼ骨と皮でできているのはネックかもしれないけど(舞祭組マッチョ企画で人生初の60キロ台に突入した31歳、よく頑張ったよ!すごい!)、布を身にまとえばそんなの関係ない。ロングコートやロングカーディガンがめちゃくちゃ似合う。ありがとうスタイルの良さ!

横尾さんと並んでキスマイの中では玉森さんも高身長の部類に入るけど、両者の違いは骨格にあると思う。玉森さんの方が華奢な印象を受けるし、実際モデルっぽいのは玉森さんだと思う。

でもわたしは横尾さんの肩幅広めのがっちりした骨格が好みです。体は薄いけど骨太なイメージ。

横尾さんがキスマイがよく着る強そうな衣装(TonightとかEXPLODEみたいな衣装)が似合うのはそのためだと思っています。そう、なにかと強そうな衣装を着がちなキスマイの皆さんですけど、実際本当に横尾さんは戦闘力が上がるからすごい。

 

歌、ダンス、ローラースケート

歌とダンスの苦手なアイドルという異質さを隠そうとして隠しきれずそれでもなんとかジャニーズを続けてきた男、それが横尾さん。

でも最近は、メンバーもファンも口をそろえて言うけど、本当に歌が上手くなった!

「横尾さんの歌が上手い」=「音程とリズムが合っている」という、傍から見ると激甘基準なんですが、それをクリアする確率が年々高まっている確信がある。

2017年発売『道しるべ』からのファンなので、それ以降の歌を聴いても「言うほど音痴か……?」と思っていたんですが、その考えが劇的に覆ったのは過去映像を買い漁っていた時期に出会った『Thank youじゃん!』のレコーディング映像を見た時。今まで聴いた横尾さんの歌の中であれほど「あ、この人、本当に音痴だ」と思ったことは後にも先にもありません。ナレーションの玉森さんがやばいと言っていますがあれが映像に残っているのはマジでやばいと思う(真顔)。まあ、そもそも昔は歌声が目立つ場面がそんなに与えられていなかったけどさ……(格差時代を呪い始める)。

若干鼻にかかったような声が歌に不向きなイメージも与えるけど、横尾さんは裏声を使えれば高音がきれいに伸びるので、舞祭組ツアーで聴いた『like a Mt. Fuji~勝利のドラゴン~』のソロ終わりの「♪掴め」なんかはそれが存分に活かされる歌割りだったと思う。『棚からぼたもち』や『道しるべ』など、横尾さんの見せ場的なソロはいくつかあったけど、個人的に横尾さんの歌の上達具合をツアーで最も感じていたのはあの部分だった。

 ここに来て「歌が上手くなったね!」と口々に褒め合うのもおかしみのある光景だけど、やっぱり今でも言ってしまうんですよね。「横尾さん、歌うまっ!」って。

あとダンスは前述したスタイルの良さによるカバー力もあり、そこまでど下手!と思ったことはないです。でも、ダンス中にぴたっと静止しなければいけない場面で、これは静止じゃなく休憩では……、と思うことは過去映像を見ていてまあまああった。なんなら2017年アリーナツアーの時ですらあった。

でもその後の舞祭組マッチョ企画により全身の筋肉を獲得したせいか、今年の舞祭組ツアーではそういうことがまずありませんでした。走り回らないとはいえずっと舞台に立っていて休めないから疲労度すごそうなのに。ここに来て歌のみならずダンスまで上達してしまうなんて、なんて予測不可能な男!

あとダンスに付随してローラースケートの話もしたい。

横尾さんのローラー、まあ美しいです。これも手足の長さが大いに利いていると思うんですが、流石ジュニア時代からの経験の賜物。実際、横尾さんのローラー姿で横尾担になったという横尾担の方のお話も伺ったことがあります。

キスマイはコンサートやテレビ番組で未だにローラースケートを履いた演出をしてくれるので本当にありがたいと思っているんですが、個人的にはデビューした辺りの映像の方がよりローラーの美しさに気付ける場面が多いのでは、と思っています。

わたしが横尾さんの滑るローラーの魅力に気づきたいそこのあなたにおすすめしたい映像作品は『Kis-My-Ft2 Debut Tour 2011 Everybody Go』です。こちらを見て頂くと、華麗なスピンをしたり後ろ向きで坂を滑り降りたり、仕舞いにはローラーで滑るうえで障害になる花道の銀テープを滑りながら拾い客席側に無造作に投げ捨てたりと、ローラースケートを履いた横尾さんのあらゆる魅力を覗くことの出来る1枚になっています。新規が偉そうなこと言うけど、みんな見て。

 

中身の話

見た目の話からようやく中身の話をしようと思う。

ちょっと前までは「自分なんて云々」みたいな自虐的発言をして横尾担のモンペの血が一斉に湧き立ち「そんなことないよ!」の嵐が飛び交う、という光景が見受けられることもあったと思うし、実際わたしもそうだったけど、最近はめっきり減ったように思います。

その代わり、なんだかずる賢くなったというか、こちらの求める横尾渉像を横尾さん自身が認識し、応えられるようになってきた感じがする。それが本来アイドルの果たすべき役割なのかもしれないけど、横尾さんは正統派のアイドルじゃないから別によかった。

そう、別にやらなくてもよかったのに、できるようになってしまった……!

キスマイの母と呼ばれしっかり者の役割を大分無理して背負っていたのに、徐々にそれを無視できるようになった結果、兄二人のいる家庭で育った甘えたさんの三男坊気質を最近怖いくらい出してきてる。「あなたそんなにでろでろ甘々な感じの人でしたっけ?」って聞いたら「実はそうだったんですー!」ってめちゃくちゃ開き直られた横尾さんに脳みそをぶん殴られている感じです。めっちゃかわいい人間じゃないか……主婦層にウケるの分かりすぎる。

見た目はどちらかというとスッとして取っつきづらそうな印象を与えそうだけど、中身はソーキュート。おちゃめさんです。

あと、学問へ向き合う姿勢もわたしは好きです。ある一点だけを見ず、その周辺のことにも考えが及ぶ思考回路。根が真面目で楽観的という言葉に縁がなさそうな人だな、というのがわたしの横尾さんに持っている印象の一つです。

 

仕事に対する考え方

こう考えていそう、という推測の域を出ないけど、横尾さんは誰よりもまず自分のためにアイドルをやっていそうなところが好き。

以前雑誌で「自分からキスマイの要素を抜いたら何が残るか?」というトークテーマを与えられたとき、横尾さんはこう話していた。

「俺も冷たい言い方をすれば、生きるためってことだと思う。何て言えばいいのかな。この仕事をしていることが“生きている”っていう自分への存在意義になるというか。同時に周りの人にも“俺いるよ!”って存在証明にもなる。その上で、人にいろんなことを発信していきたいっていう思いが原動力になるんだと思う。キスマイでいることがイコール“生きている!”って感じなんだよね」

―『TV GUIDE Alpha EPISODE I』

 ファンのために存在しなくていいから、自分のために仕事をし、金を稼いでほしい。そのおこぼれを我々にください。そんな気持ちでわたしは横尾さんを見ている。

どんなに自虐的になっても自責の念に駆られても卑屈になっても、横尾さんがこの特殊な世界で生きることを選び続けてきたことについて、正直わたしは未だにどうして?と思うこともあるんだけど(横尾さんに不向きだからということではなく、別にアイドル以外の仕事もそれなりにできそうだと思うから、そう思う)、その選択を不正解にしないための努力を続けられる根性が素晴らしいと思う。時間はかかったけど、結果オーライ。

自分の興味対象を仕事につなげようとする戦略が成功していることにも常々感心するし、逆に仕事をきっかけにより学びを得ねばという気持ちが起きる真面目さも好き。知らねばならぬという義務のような気持ちで勉強できるというのは、それも一つの才能だと思います。

 

 

長いこと話してきましたが、そろそろ終わります。「『アイドルとしての』横尾渉の良さ」というお題から大幅に逸れた気がする……質問者の方ごめんなさい。

横尾担の諸先輩方、まだまだ不勉強の身ではありますがまだまだ全力で横尾担やりますので、どうぞよろしくお願いします。

そして横尾さん、アイドルとしての人生を生きてくれてありがとう。